新たなコンセプトで“3層システム全体”の稼働状況を一目で把握可能、管理工数の削減に寄与
NEC、HAクラスタソフト最新版「CLUSTERPRO X 6.0」を発表
2026年03月31日 11時00分更新
NECは2026年3月31日、サーバー向けHA(高可用性)クラスタリングソフトウェアの最新版「CLUSTERPRO X 6.0」を販売開始した。提供開始は4月8日から。
この新版では、3層アーキテクチャの業務システムにおいて、データ層(データベースサーバー)だけでなく、プレゼンテーション層(Webサーバー)、アプリケーション層(アプリケーションサーバー)を含めたシステム全体の可用性を監視する「システムHA」という考え方を取り入れている。
NECのCLUSTERPROシリーズは、1996年の提供開始から30年間の歴史を持つHAクラスターソフトウェア。クラスター化されたサーバー群を常時監視し、障害発生時に即時フェイルオーバー処理をすることで、ダウンタイムの最小化と業務継続を支援する。物理サーバーから仮想化環境、クラウド環境まで対応しており、国内HAクラスター市場では“シェアNo.1”製品の地位を持つ(ITR「ITR Market View:運用管理市場2025」HAクラスタ市場:ベンダー別売上金額シェア/2024年度に基づく)。
今回発表されたCLUSTERPRO X 6.0では、複数のクラスターを統合監視/一元管理できるWebアプリケーション「Cluster WebUI」において、システムHAの概念に基づく監視ができるようになった。これまではクラスター/サーバー単位の監視だけだったが、1つのシステムを構成するデータ層/アプリ層/プレゼンテーション層の健全性をまとめて監視できる。これにより「システムとしての」可用性の現状を一目で判別できる。
そのほかCluster WebUIにおいて、アラートログをサーバー別に表示する機能、操作権限はあるが設定権限のない新たなユーザーグループ「運用者」が追加された。また、Red Hat Enterprise Linux 10.0、AlmaLinux OS 10.0、SUSE Linux Enterprise Server 15/16、JBoss Enterprise Application Platform 8.1、Apache Tomcat 11.0などのOS/アプリケーションサーバーにも新たに対応した。
なおNECでは2026年8月ごろをめどに、CLUSTERPRO導入環境で障害が発生した際、即座に初期対処法のレポートを送付する「プロアクティブログ解析サービス」の提供開始も予定している。ログ分析にNECのAIを活用し、送付を自動化することで、これまで送付までに平均10時間かかっていたものを即時化し、初動対応開始までの時間を大幅に短縮するという。現在は同サービスのパイロットユーザーを募集している。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります










