AMD Ryzen™ AI Max+ 392搭載、薄型軽量なのにゲームでも優秀
内蔵GPUでデスクトップ並みってあり得るの? ASUS TUF Gaming A14 FA401EAをレビュー
では、実際にどの程度のパフォーマンスが出るのか、各種ベンチマークで検証してみよう。まずはCINEBENCHでCPUの性能を計る。なお以降のベンチは、すべてArmoury CrateにてPCの動作モードを「Turbo」にしたうえで行なっている。VRAM容量の割り当てはデフォルトの設定だ。
CINEBENCHについては、特にマルチスレッドのパフォーマンスが高めだ。30スレッドを超えるハイエンドクラスのCPUほどではないものの、しっかりと上位クラスのパフォーマンスを発揮できている。
続いて、「PCMark 10」でPC全体のパフォーマンスをチェックしてみた。
さすがにゲーミング/ワークステーション向けのPCだけあって、総合性能の高さはノートPCでもかなりパワフル。中でもオフィスワークアプリの「Productivity」やコンテンツ制作系の「Digital Content Creation」は飛び抜けたスコアーだ。メモリーやGPU面のスペックの高さが影響しているのだろう。
次に、ストレージの性能を計る「CrystalDiskMark」でSSDのパフォーマンスをチェックする。
シーケンシャルリードが約7000MB/s、シーケンシャルライトが約5600MB/s。PCIe 4.0接続のSSDらしい高速な読み込み速度なので、アプリやゲームのローディング速度も申し分ない。
標準搭載のSSDは容量が1TBだが、前述したように本機はM.2 SSDを2基増設できるため、足りなくなったら追加しやすいというのも強み。また、USB4によって外付けSSDでも高速にデータ転送できるため、容量対策はしやすいはずだ。
特にクリエイターなどは作品でストレージ容量を圧迫するため、ワークステーションとして嬉しい設計だと言える。続いて、グラフィック性能を3DMarkで検証してみよう。各テストのスコアーは以下の通り。
やはり、AMD Radeon™ 8060Sのパフォーマンスの高さは目を見張るものがある。前評判通り、しっかりdGPU並みのパフォーマンスだ。
参考値ではあるが、ASUS TUF Gaming A14の2025年モデル(型番:FA401KM)では、「Time Spy」のスコアーは10500程度となる。つまり、dGPUが非搭載になったにもかかわらず、グラフィックテストのスコアーが少し向上しているわけだ。
さすがに「Speed Way」のようなレイトレーシングのテストはスコアーが出にくいが、ラスタライズ系の描画なら十分優秀だ。
では、実際のゲームのパフォーマンスはどうなのか。「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」で確かめてみた。
本ベンチマークでは、グラフィック設定に「高品質(ノートPC)」といったプリセットがあり、ノートPC向けの設定は切り分けてくれているのだが、ここではあえて「最高品質」に設定してベンチマークを実行してみた。
フルHD(画面が16:10なので比率を合わせている)の解像度では、最高品質でも平均90fps近いフレームレートが出ており、評価も「とても快適」ラインに届いている。WQHDにすると平均60fpsに届かないので少し設定を落とした方が良さそうだが、ゲームのパフォーマンスは申し分ないと言えるだろう。
持ち運べるゲーミングノートの超有望株
ゲーミングノートPCではdGPUを搭載するのが当たり前……というか、dGPUがないのに“ゲーミング”を名乗るのはちょっと名前負けでは?という印象すら受けるというのがこれまでの常識だろう。
しかし、AMD Ryzen™ AI Max+ 392を搭載したASUS TUF Gaming A14 FA401EAは、そんな常識を覆す。内蔵GPUのAMD Radeon™ 8060Sを使用することで、軽量かつ省電力に動作できるゲーミングPCとなっている。dGPUを搭載した前世代と同等以上のパフォーマンスを発揮したのは驚嘆の一言だ。
また、持ち運べるワークステーションとしても優秀なスペックだ。64GBの大容量メモリーは、昨今のメモリー不足の状況では貴重と言える。USB4をはじめとしたインターフェース周りや、フルHDではなくWQHDのディスプレーを採用しているのも、クリエイターにとってはありがたい。
価格自体は35万9800円と安価とは言えないが、軽量かつ薄型のノートPCでゲームやクリエイティブワークをしたい人は、ぜひ検討してみて欲しい製品だ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります








