G-Master Spear Mini B850Aをレビュー
ゲーム最強のRyzen 7 9850X3DとRTX 5070 Tiで4Kプレイもイケる小型ゲーミングPC、今なら約3.5万円引きで買える大チャンス
2026年03月04日 10時00分更新

サイコム
の「G-Master Spear Mini B850A
」は、サイズ194(W)×443(D)×321(H)mm、容量26.3Lの小型ゲーミングPCだ。それでいてミドルタワーPCに近しいBTOメニューの潤沢ぶりも魅力的。前回は高性能PCパーツを芸術的なほど無駄なく配置したレイアウトを中心にご紹介したが、本稿では気になる性能面を定番ベンチマークソフトを使ってチェックする。
なお、試用機の仕様は標準構成から大きく変更している。CPUは「Ryzen 7 9700X」から「Ryzen 7 9850X3D」へ、ビデオカードはMSIの「GeForce RTX 5060 Ti 16G SHADOW 2X OC PLUS」からサイコム
の独自静音モデル「Silent Master Graphics RTX5070Ti 16GB」になっている。そのほかの細かな構成の違いは、下記を参照してほしい。
| G-Master Spear Mini B850A | ||
|---|---|---|
| 標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
| CPU | AMD「Ryzen 7 9700X」 (8コア/16スレッド、最大5.5GHz) |
AMD「Ryzen 7 9850X3D」 (8コア/16スレッド、最大5.6GHz) |
| CPU クーラー |
Noctua「NH-U12S redux」 (空冷、120mmファン) |
Noctua「NH-D15 G2」 (空冷、140mmファン×2) |
| マザー ボード |
ASRock「B850M Pro RS WiFi」(AMD B850、Micro-ATX) | |
| メモリー | 16GB(16GB×1)、DDR5-5600 <メジャーチップ・JEDEC準拠品> |
32GB(16GB×2)、DDR5-5600 <メジャーチップ・JEDEC準拠品> |
| ストレージ | Crucial「T500 CT1000T500SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) | |
| ビデオ カード |
MSI「GeForce RTX 5060 Ti 16G SHADOW 2X OC PLUS」 (16GB GDDR7) |
サイコム「Silent Master Graphics RTX5070Ti 16GB」(16GB GDDR7) |
| 電源 ユニット |
Antec「NeoECO Gold NE750G M」(750W、80 PLUS GOLD) | ASRock「Steel Legend SL-850G」(850W、80 PLUS GOLD、Cybenetics PLATINUM) |
| PCケース | Lian Li「A3-mATX Black」 (Micro-ATX) |
Lian Li「A3-mATX White TG」(Micro-ATX) |
| PCケース ファン |
前面:Noctua「NF-F12 PWM」(120mm) | |
| PCケース オプション |
なし | ARGB発光システム (LEDストリップ1本) |
| 通信機能 | ||
| サイズ | 194(W)×443(D)×321(H)mm | |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home 64bit」 | |
ゲームで影響が大きいシングルスレッド性能に注目
Ryzen 7 9850X3DはブーストクロックがRyzen 7 9800X3Dよりも0.4GHz上げたCPUだ。つまり、全コアに負荷のかかるマルチスレッド作業より、1つだけに負荷のかかるシングルスレッド作業の性能影響が大きい。とくにゲームでは、シングルスレッド性能が重要となるので、「世界最速のゲーミングプロセッサー」の最新モデルとしては期待できる。
ということで、まずは定番の「CINEBENCH 2024」を用い、その性能をチェックしてみた。このソフトは、CGレンダリング速度から性能を測ってくれるもので、全コア/スレッドを使用する「Multi Core」と1つだけ使用する「Single Core」の2つのテストがある。
テストは10分以上レンダリングを繰り返し、その性能を「pts」という単位の独自スコアーで表示してくれる。この数値が高ければ高いほど、高性能なCPUとなる。
結果はMulti Coreが1327pts、Single Coreが140pts。手元の過去データと比べてみると、Ryzen 7 9800X3DのスコアーはMulti Coreが1334ptsで、Single Coreが132ptsとなっていた。マザーボードやメモリー構成などが異なる別PCの結果となるため、厳密な比較ではない点はご容赦願いたい。
それでも、Multi Coreのスコアーは下がってしまっているが、Single Coreのスコアーは上回っている。期待していたほどの性能差はないとはいえ、確かにシングルスレッド性能は向上しているようだ。
冷却性能を高めることが難しい小型PCだけに、CPU温度も気になるところ。そこで、Multi Coreテスト中の温度をチェックしてみたところ、最大82.2度までしか上昇していなかった。これなら長時間高負荷が続く用途でも安心して使えるが、動作音はそれなりに大きくなるだろう。
CINEBENCHの最新バージョン「CINEBENCH 2026」も試してみよう。こちらもCGレンダリングによるCPU性能計測となるが、スコアーの基準が変わるため、CINEBENCH 2024のスコアーとは比較できない点に注意してほしい。
テスト項目は「Multi Threads」「Single Core」「Single Thread」の3つ。このうち、Multi TreadsとSingle Threadは従来のMulti CoreとSingle Coreにあたるものだ。これに対し、Single Coreは、固定の1つのコアだけを使ったテストになる。
結果はMulti Threadsが5468pts、Single Coreが768pts、Single Threadは556ptsだった。新しめのベンチマークソフトゆえ、手持ちの過去データはないものの、加藤勝明氏のベンチマーク記事内のデータと比べてみると、やや上の成績のようだ。
もう1つ、CPUの性能を測るものとして、「Blender Benchmark」も試してみよう。こちらもレンダリング性能を測るもので、「monster」「junkshop」「classroom」の3つの画像でテストが行なわれる。結果は1分あたりのサンプル数で、数値が高いほど高性能となる。なお、Blenderのバージョンは4.5.0を選択した。
結果は、monsterが158.835032、junkshopが102.982131、classroomが82.452366。過去データを見ると、Ryzen 7 9800X3Dの値はそれぞれ158.297057、101.714456、82.110067となっており、わずかだが上回っていた。
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