千葉県の市川市動植物園で飼育されているニホンザル「パンチ」が、2月に入り、世界中で話題となっている。
ぬいぐるみに寄り添う姿が世界で話題に
パンチは同園で2025年7月に生まれたオスのニホンザル。母親の育児放棄により人工哺育で育ち、体がある程度成長した2026年1月中旬から、本来所属するサル山の群れに合流した。
~お知らせ~
— 市川市動植物園(公式) (@ichikawa_zoo) February 5, 2026
現在、サル山の中にぬいぐるみを持った子ザルがいます。
2025年7月26日に生まれ、放置されていたところから人工哺育で育ち、今年の1月19日から群れで過ごしています。
名前は「パンチ」という男の子です!
パンチの成長を暖かく見守ってください!#市川市動植物園#ニホンザル#パンチpic.twitter.com/jNpFSH0LOV
ネット上では2月頃から、「母親役のオラウータンのぬいぐるみ」に寄り添うパンチの写真や動画が、SNSなどを通じて世界中に拡散。2月24日現在、同園公式Xのパンチに関するポストが最低でも数十万、多いものでは1500万を超える閲覧数を記録しているほか、外国語でパンチを応援するコメントも複数寄せられるなど、大きな話題となっている。
注目の裏で園や近隣に負担も
だが、状況は必ずしも良いことばかりではない。
同園では本件をきっかけに、国内外からの電話による問い合わせが急増。公式Xのポストを通じて、「日本語以外の言語での対応はできないこと」「職員が懸命に対応していること」「営業状況など、HPで確認できる内容の問い合わせが多いこと」を伝え、理解を求めている。
2/21(土)13:00
— 市川市動植物園(公式) (@ichikawa_zoo) February 21, 2026
Currently, Ichikawa City Zoological and Botanical Gardens is experiencing a significant increase in phone calls that appear to be from overseas. Please understand that we cannot respond to calls in languages other than Japanese.#市川市動植物園
2/23(月)11:15
— 市川市動植物園(公式) (@ichikawa_zoo) February 23, 2026
当園への電話が非常に多くなっています。
職員が懸命に対応しています。
昨日と異なり国内からの「今日営業してますか?」
との問い合わせが多いです。
公式サイトでアクセス等もご案内しています。
リンクはプロフ欄をご覧ください🙇♂️#市川市動植物園pic.twitter.com/NwCHUJiSpy
また、ネットで拡散した「パンチが他のサルに攻撃される動画」に対して、「パンチはサル同士のコミュニケーションを学ぶ過程にあり、こうしたトラブルは起こりうること」「他のサルも本気でパンチを攻撃しているわけではないこと」を日本語と英語で即座に発信するなど、通常とは異なるイレギュラーな業務が発生していることも事実だ。
#市川市動植物園#市川ファン#がんばれパンチpic.twitter.com/lBZiKwYFOo
— 市川市動植物園(公式) (@ichikawa_zoo) February 20, 2026
ほかにも、2月21日からの3連休には、パンチを一目見ようと多くの来園者が駆けつけた結果、一時的に周辺道路が渋滞し、園側が近隣住民に謝罪する事態も起こっている。
2/22(日)16:00
— 市川市動植物園(公式) (@ichikawa_zoo) February 22, 2026
15:45までに入園待ち列の全ての方が入園しました。
入園をお断りした方に心からお詫び申し上げます。
園前や近隣で交通渋滞も発生したようです。
近隣の皆様にもお詫びを申し上げます。
閉園後、本日の運営上の反省点を集め、
明日に向けた対策をお知らせします。#市川市動植物園
パンチを育てているのは市川市動植物園であり、同園は近隣住民の理解がなければ運営することはできない。パンチへの応援が園や近隣住民の負担とならないよう、応援する側にも節度をもった対応が求められている。













