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【今さら聞けない】「SUVって何?」カタログの横文字で迷子になっているあなたへ贈る、クルマの形・超入門

2026年02月22日 15時00分更新

文● ASCII自動車部

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 「自動車のカタログを見ても、SUVだのクーペだの、横文字ばかりで何が違うのかよくわからない……」。そんなモヤモヤを抱えている方、実は多いのではないでしょうか?

 本稿では「今さら聞けない自動車用語」と題して、クルマ選びの基本中の基本、「ボディータイプ(自動車の形状)」について解説します。

 それぞれの形には、必ず「そうなる理由」と「メリット」があります。これを理解すると、街ゆくクルマを見る目が少し変わるかもしれません。

セダン、SUV、ミニバン……
「ボディータイプ」完全ガイド

 クルマの形は、大きく分けると「箱がいくつあるか(ボックス)」と「ドアの数」などで分類されます。代表的なカテゴリーを見ていきましょう。

●セダン (Sedan)
~クルマの基本にして王道~

 クルマと言えばこの形、という最もベーシックなスタイルです。最大の特徴は、「エンジンルーム」「人の乗る部屋(キャビン)」「荷室(トランク)」がそれぞれ独立している「3ボックス」という構造であることです。

メリット: 荷室と居住空間が完全に分かれているため、静粛性が高く、うしろからの衝突安全性にも優れているのが特徴です。また、車体の剛性が出しやすいため、乗り心地が良いモデルが多いです。

代表車種: トヨタ・クラウン(セダン)、BMW・3シリーズなど

●ハッチバック (Hatchback)/コンパクトカー
~最強の街乗りパートナー~

 主に小型車に多いスタイルです。セダンのような独立したトランクを持たず、背中のドア(ハッチ)を跳ね上げて荷物を出し入れします。エンジンルームと居住・荷室空間の2つで構成されるため「2ボックス」とも呼ばれます。

メリット: 全長が短く小回りが利くため、運転しやすいのが最大の強み。後席を倒せば、意外なほど大きな荷物も積めます。

代表車種: ホンダ・フィット、トヨタ・ヤリス、フォルクスワーゲン・ゴルフなど

●SUV (Sport Utility Vehicle)
~現在、世界中で爆発的人気~

 SUVとは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル(多目的スポーツ車)」の略です。元々は悪路を走るためのクルマでしたが、現在は「車高が高く、タイヤが大きくて力強いデザイン」のクルマを総称してこう呼びます。

 最近は「クロスオーバーSUV」という言葉もよく聞きます。これは、乗用車の骨格を使ってSUV風に仕立てたクルマのこと。街乗りの快適さとSUVのスタイルを両立させた、今の主流です。

メリット: 目線が高いため遠くまで見通せ、運転が疲れにくい点。そして何より「アクティブでかっこいい」というデザイン性が人気の理由です。

代表車種: トヨタ・ハリアー、ホンダ・ヴェゼル、ジープ・ラングラーなど

●ミニバン (Minivan)
~ファミリーカーの代名詞~

 名前に「ミニ」とつきますが、日本ではかなり大きなクルマもこう呼びます。特徴は、ボンネットが短く、箱型のボディーで、3列シートを備えていること。多くは後席がスライドドアになっています。

メリット: とにかく室内が広いこと。多人数(6~8人)での移動や、車中泊、大きな荷物の運搬において、右に出るものはありません。

代表車種: トヨタ・アルファード、日産・セレナ、ホンダ・ステップワゴンなど

●ステーションワゴン (Station Wagon)
~走りと積載性のいいとこ取り~

 セダンの屋根をうしろまで長く伸ばし、ハッチバックのように荷室とつなげた形です。「ツーリングワゴン」と呼ばれることもあります。

メリット: 重心が低いセダンベースなので、SUVやミニバンよりもふらつきにくく、安定した走りが楽しめます。長距離ドライブが好きだけど、荷物もたくさん積みたいという方に最適です。

代表車種: スバル・レヴォーグ、ボルボ・V60など

●クーペ (Coupe)
~実用性よりも「美しさ」と「走り」~

 語源はフランス語で「切られた」という意味。元々は2人乗りの箱馬車を指していました。基本的には2枚ドアで、屋根が流れるように低くなっているスポーティーなクルマです。

メリット: 生活感を感じさせないスタイリッシュなデザインと、高い走行性能。荷物や多人数が乗るといった実用性を犠牲にしてでも「愛車との時間」を楽しみたい人のための、贅沢な選択肢です。

代表車種: トヨタ・GR86、マツダ・ロードスター、ポルシェ・911など

●軽自動車 (Kei Car)
~日本独自の規格が生んだ傑作~

 これはボディー形状による分類ではなく、「排気量660cc以下、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下」といった日本の法律上の規格です。このサイズの中に、上記で紹介した「クーペ」「ワゴン」「SUV」などが詰め込まれています。

メリット: 税金や維持費が安いこと。そして日本の狭い道路事情にベストマッチしたサイズ感です。

代表車種: ホンダ・N-BOX、スズキ・ハスラーなど

【まとめ】車種の多様性はライフスタイルが多様だから

 クルマの種類がこれほど多いのは、それだけ「使う人のライフスタイルが多様になってきたから」です。

 何を選んだらいいかわからないという場合は……

・一人で運転を楽しむなら 「クーペ」 や 「ハッチバック」
・家族でキャンプに行くなら 「ミニバン」 や 「SUV」
・冠婚葬祭やビジネスで使うなら 「セダン」など

 このように、「誰と、どこへ行って、何をしたいか」を想像すると、自然とあなたに合うボディータイプが見えてくるはずです。なお、スポーツカーやスーパーカーはボディー形状ではないので、また別の機会に解説します。

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