月額料金が安価な格安SIM。しかし最近では、SIMだけの契約でも乗り換え時にオトクになるキャンペーンも多くあり、長期間使わずに次々乗り換えるという人が増えてきた。そこで今回は月額料金と乗り換え時の特典を計算。利用期間内の総額で見た場合、どのサービスが安くなるのかを調べた。
初期費用や加入時の特典で簡単に逆転する支払い額の合計
格安SIMを選ぶ際、月額の料金だけを気にしてしまいがち。たとえば、月20GB使える格安SIMで見ると、日本通信SIMの1390円から、IIJmioの1800円(25GB)、楽天モバイルの2178円、mineoの2178円(30GB)、ahamoやLINEMOの2970円(ともに30GB)などが選択肢になるので、それなら日本通信SIMが一番安いから選ぼうかとなる。
しかし、初期費用やキャンペーンの割引などを加えた総額で見ると順位は変わってくる。たとえば、ahamoやLINEMO、楽天モバイルといったMNOとそのサブブランドでは、MNPでの契約者に対して高額ポイント還元が実施されている。しかも、ahamoや楽天モバイルは初期費用は不要、LINEMOもキャンペーンで同じく無料だ。
というわけで、以下に表の形でまとめた。いずれも記事執筆の1月16日時点のサンプルで、MNPでの新規加入で月20GB使い、来年1月までの1年間契約した場合での総額の比較だ。加入特典はポイント付与ではあるが、コード決済で使えば現金に近い使い方が可能なため、そのままで計算している。
その結果は月額料金が2970円と高いはずのahamoが最安というものだ。ahamoは月30GB使える上に1回5分までの通話定額や海外ローミングなどの要素も用意されており、かけ放題の追加も月1100円と安価だ。通話する人だと、ahamoのオトクさがさらに加わることになる。
スマホ購入で一気に逆転するIIJmio
ただしこれは、契約時にスマートフォンを購入しなかったり(SIMのみの契約)、初期費用を安くするワザを使わない場合の金額。特にIIJmioはMNPでの契約時に端末を安価に購入でき、ちょうど欲しい機種があればメリットが大きい。機種によって金額は異なるが、たとえばモトローラの「edge 60 pro」を例に計算すると、乗り換え価格が通常から3万円引きの3万9800円。実売だともう少し安く売られており、Amazon.co.jpでは5万8264円なので1万8464円お得になる計算。これでも圧倒的だ。
回線だけの加入なら、AmazonなどのECサイトで販売されている加入パック購入という初期費用を下げるワザもある。この加入パックは多くのケースで初期費用に相当するもので安く売られているとその分オトクになる。たとえばIIJmioの場合は、記事執筆時点で350円。IIJmioの場合SIMカード発行手数料は別途かかるが、それでも約3000円の負担を節約可能だ。ただしIIJmioでは、MNPによる端末値引きと加入パックの併用は不可能となっている。
mineoはスマートフォン販売はしているが、加入に際しての値引きは実施していない。それでも提携サイトを通しての加入では特典がある。たとえば、mineoを価格.com経由で申し込みすると初期費用のうち事務手数料3300円が無料になる(Amazonなどでもエントリーパックを販売)。
初期費用の3300円を抑えることが難しいとされる日本通信SIMも、Amazonではセール時や一部の出品業者によって2000円台されるケースがあるので、利用すれば1000円前後安くすることができる。
そして楽天モバイルについては、通称「三木谷キャンペーン」と呼ばれる、同社トップの三木谷浩史氏が案内した形の特設サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/campaign/rakuten-employee/entry/vip/)から加入すると、貰えるポイントが1万4000ポイントまで増える。こうした特典をフル活用をした場合の表が以下のようになる。
数字で見てもやはりIIJmioが圧倒的となる。そして、IIJmioはahamoよりも安くなっている。

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