ZEFT R67CのOSなしモデルにインストール
ゲーミングPCが高くなってきたので無料で使えるゲーム特化OS「Bazzite」で節約してみた【導入方法を解説】
2026年01月27日 10時00分更新
Linux環境ならではの制限もある
これで一応PCとして調べものや動画鑑賞、Steamでゲームを遊ぶことが可能になった。ただし、ゲームをプレイすることに関しては、Linux環境ならではの制限もある。なお、これはBazziteの制限というよりも「Steam Deck」のようなLinuxベースのゲーミング環境に共通する制限といえるものだ。
それは「アンチチート機能が必須なゲームの中にはLinux環境を拒絶している」ものがあるからだ。アンチチート機能とは「EAC(EasyAntiCheat)」や「BattleEye」「Vanguard」といったものが挙げられるが、Windowsを前提としている実装になっているとLinuxでは絶対に動作しないのだ。
アンチチート機能が原因となりLinux上で動かないゲームの代表例としては、「Fortnite」「VALORANT」「Call of Duty」「Apex Legends」などがある。ただし、競技性が強いタイトルでも「Counter-Strike 2」や「Overwatch 2」のようにLinuxでも動作するものもあるし、「ARC Raiders」のようにPvP要素を含むがためにアンチチート機能を使っていてもLinuxで動作するゲームもある。
こうしたLinux非互換のゲームの見極めに役立つサイトとして、「protondb」と「Lutris」を紹介しておこう。これらはLinux環境でWindows用ゲームを動かそうと奮闘するコミュニティーの知見が集約されたサイトだ。protondbはSteamで配信されているゲームに特化しており、LutrisはSteam以外のプラットフォーム(EpicやHoYoverseなど)で配信されているゲームも含んでいる。
protondbやLutrisでNGと判断されているゲームは、Bazziteで努力しても動作する見込みがない。ただし、動作OKとされているゲームでも、ゲーム自体のバージョンアップやLinuxまわりの仕様の変化によっては、突然動作しなくなることもあるのだ……。
Steamで配信されているゲームの情報ならprotondbをまず検索するとよい。ここでタイトルを検索し、Silver~Platinumあたりの格付けのゲームならBazziteで問題なく動く。BronzeのゲームはBronzeになった理由次第ではあるが、こちらも動くと判断してよい
protondbで「Battlefield」を検索したところ。「Battlefield 6」は「Borked(=壊れている)」判定なのでLinuxでは動かない。「Battlefield V」はSilverランクだが、トレンド(Silverの右にある矢印)が右下がり。こういう右下がりのゲームは仕様変更などで動かないことを示唆している。逆に、「Battlefield 3」は右上がりのSilverなのでこちらは動作する
LutrisではSteam以外のプラットフォームで配信されているゲームも含まれている。Fortniteの情報を検索したところ、Windowsのカーネルレベルのアンチチート機能が使われているため、Linuxでは動作しないと表記されている
「原神」はSteamではなくHoYoverseやEpicで配信されている。このゲームの場合Linuxでの動作が確認されている。Installボタンもあるが、ここから先の手順についてはまたの機会に解説するとしよう
まとめ:PCパーツ価格狂乱時代には、OSなしモデルも選択肢の1つ
今回は1円でも安くという視点でZEFT R67CのOSなしモデルにBazziteを導入し、ひとまずPCとして活用できるようになるまでの手順を紹介した。ソロプレイがメインのゲームならBazziteでも十分利用できる。メモリーをはじめ、PCパーツの価格がとんでもない相場になってしまった今、OSなしモデルも選択肢に含めてもよいのではないだろうか?
とはいえ、eSports性の高いゲーム中心で遊ぶなら、Windows 11がプリインストールされているモデルを買うほうが絶対によい。というわけで、次はZEFT R67CをWindows 11で運用した場合のレビューをお届けしたい。

