前へ 1 2 3 4 次へ

GPUボックスは性能とロマンを追加できるアイテムだ!

どこでも持ち運べるゲーミングUMPCの可能性感じた! ROG Xbox Ally XとGPU内蔵ドッキングステーションで広がるPCの世界

文●タカフグ 編集●ASCII

提供: ASUS

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
ROG Xbox Ally XとXG Mobile

 ASUSから最新のポータブルゲーム機、ウルトラモバイルPC(UMPC)である「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」が発売された。

 ROG Allyは、以前からASUSが展開しているゲーミング向けUMPCのシリーズだ。中央に画面を配置し、左右にはゲームパッドのようなスティックやボタンを配置した設計は、携帯ゲーム機に近い。

 ノートPCの場合、持ち運びは可能とはいえ、使用する際は基本的に座って机に設置することとなる。一方でこうしたゲーム機型のUMPCは立って使うこともでき、場所や姿勢を選ばずに使えるという良さがある。

 ここではそんなROG Allyシリーズの最新機種であるROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xについて紹介。加えて、ゲーミング体験をさらに高めてくれる周辺機器である「ROG XG Mobile」と組み合わせたパフォーマンス強化についても見ていこう。

この記事の内容

ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xとは?

 ROG Xbox Allyシリーズは製品名に“Xbox”の名が入っていることからわかるように、マイクロソフトと共同開発した製品となっている。グリップやボタンの設計にXboxコントローラーの設計を取り入れることで、より持ちやすく操作しやすい形状になった。

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

ROG Xbox Ally X

 ROG Xbox AllyとROG Xbox Ally Xの2機種があるが、いずれもAMDのゲーミングUMPC向けCPUである「AMD Ryzen Z2 シリーズ」を搭載している。特に上位機種となるROG Xbox Ally Xは、Zen 5アーキテクチャーを採用するZシリーズ最上位の「Ryzen AI Z2 Extreme」を搭載。

 8コア/16スレッド、最大5GHzのブーストクロックを誇るCPU性能と、RDNA 3.5ベースの内蔵GPUによって、CPUだけでも十分ゲームが遊べるレベルのパフォーマンスを発揮できる。また、CPU名に“AI”の名前が入っているように、最大50TOPSのNPUも搭載している。NPU搭載はZシリーズの中でもこのモデルのみとなる。

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

Ryzen AI Z2 Extremeの情報

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

「Cinebench 2024」で計測したRyzen AI Z2 Extremeのスコアー。シングルスレッド性能の高さが目を引く

 搭載されているディスプレーは7型のフルHD(1920×1080ドット)。小型のUMPCではディスプレーの解像度を下げる場合もあるが、このサイズでフルHDだとかなり高精細に見える。リフレッシュレートも最大120Hzと、ゲーミングに対応したスペックになっているのがうれしい。

 ハードウェア以外にも、起動時のUIも専用に設計することで、ボタン操作だけでもゲームの起動などがしやすくなっている。「Xbox Game Pass」や「Steam」など、定番のゲームプラットフォームと連携して素早くゲームを起動可能だ。

 また、PCの設定を手軽に変えられる「コマンドセンター」や、より詳細な設定ができる「Armoury Crate SE」をボタンで簡単に呼び出せるというのも使いやすい点だ。基本的にはボタンとスティックで操作しやすいUIになっているが、左上のXboxマークのボタンを長押しすることで、通常のWindowsのUIに切り替えることもできる。

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

起動時のUI。ゲームに素早くアクセスできる

ROG Xbox Ally XとXG Mobile

PCの設定を手軽に変更できるコマンドセンターなど、使いやすい機能が豊富に用意されている

 そのほか、ROG Xbox Ally Xの主なスペックは以下の通り。LPDDR5Xの24GBメモリーや、1TBのPCIe Gen4 SSDなどを搭載する。

機種名: ROG Xbox Ally X
液晶ディスプレー: 7型(1920×1080ドット、120Hz、グレア)
CPU: AMD「Ryzen AI Z2 Extreme」(8コア/16スレッド、最大5GHz)
メモリー: 24GB(LPDDR5X-8000)
ストレージ: 1TB SSD(PCIe 4.0×4)
インターフェース: USB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、microSDXCカードスロット、マイクロホン/ヘッドホン/ヘッドセットコンボジャック
通信機能: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4
バッテリー: 4セル/80Wh
サイズ: 290(W)×121(D)×27.5~50.9(H)mm
重量: 約715g

 驚くべきなのは、価格が13万9800円とスペックに対してかなり安めに抑えられているところだ。いまゲーミングUMPCを選ぶなら、鉄板モデルの1つに数えて間違いないだろう。

 ROG Xbox Allyシリーズのレビューは、ASCII.jpでも過去に掲載しているため、より詳しく知りたい人はそちらもチェックしていただきたい。

前へ 1 2 3 4 次へ

過去記事アーカイブ

2025年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
08月
09月
10月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月