
回答者の14.2%が大谷翔平選手を挙げた
「もし、あの有名人が自社の営業担当だったら?」そんな想像をしたことはないだろうか。商品知識やトーク力だけでなく、信頼感や人柄も問われる営業職。今、世間が考える「理想の営業パーソン像」を体現する人物は誰なのか。
BtoB企業向けに企業の新規獲得を支援するサービスを提供している十方が発表した「営業パーソンとして最も適性があると思う有名人」調査では、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が1354人の回答者によるアンケートで最多票を集めたと報告している。
調査は一般男女を対象に「営業パーソンとして最も適性があると思う有名人」を自由記述で回答してもらい、集計の結果、大谷選手が193票で1位となった。
自由回答の中で多かったコメントは「絶対に嘘をつかない人物だと思う」「信頼に値する人格」という“信頼性”に関するもの。大谷選手は信頼性や誠実さといった属性が評価され、トップに立ったという。
2位は明石家さんま氏(81票)で、会話力や初対面での印象形成が支持された形となった。3位は大泉洋氏(51票)で、やわらかいコミュニケーションや親近感などが評価点として挙げられている。
「信頼」「コミュ力」「突破力」が重要?
とはいえ、支持層が多ければ強いという気も……
ランキングは上位20位まで公開されており、イチロー氏や小泉進次郎氏、松岡修造氏ら多様なジャンルの著名人が名を連ねた。なお、調査は特定の人物の能力を保証するものではないとしている。
この調査では、上位にランクインした有名人に共通する能力として「信頼性」「コミュニケーション力」「突破力」の3つの要素が示されているという。
スポーツ界や芸能界で「誠実さ」を武器にしている人物が営業向きとして評価されやすい傾向がある(信頼性)、相手をリラックスさせる能力が営業パーソンにとって重要と認識されている(コミュニケーション力)、印象の強さ=突破力 を持つ人物が上位に入っている(突破力)というものだ。
すなわち、信頼できる人物や相手との関係構築に長けた人物、強い印象を与える人物が営業パーソンに向いているとの傾向が見られたとしている。
そうはいっても、有名人を対象にしたランキングである以上、どれだけのファンと支援層を持つかが、“営業力”の裏付けとなる結果になったともいえよう。営業パーソンとして重要な「この人からなら買いたい」を体現する存在が、今日においては大谷選手なのだといえるかもしれない。








