明確な売れ筋がハッキリとしたCPU。他のパーツでも定番が見えてきた?
以上、協力いただいた6店舗の調査からわかったことをまとめてみよう。まずCPUについては、どの店舗でも必ず名前が挙がった「Ryzen 7 9700X」が圧倒的な売れ筋パーツであることは疑いようがない。迷ったらコレを選んでおけば間違いないとされる鉄板アイテムになるだろう。
マザーボードに関しては製品数が一気に増えるので結果がバラけていてもおかしくないのだが、複数店舗で同じ名前が挙がるものもあった。そのようなものが定番製品と言われるのだろう。今回の調査ではMSI「MAG B850 TOMAHAWK MAX WIFI」やASRock「B850 LiveMixer WiFi」が該当する。
ビデオカードについては「ビデオメモリー16GB」というキーワードを各店舗で耳にした。ビデオメモリーの重要性が広まるにつれて「Radeon RX 9000シリーズ」への関心が高まってきたのは、皆が実感するところのようだ。
「Radeon RX 9070 XT」搭載で店頭価格10万円を切るモデルが売れ筋として挙がることが多く、なかでもASRock「Radeon RX 9070 XT Steel Legend 16GB」やSAPPHIRE「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT GAMING 16GB GDDR6」は定番製品になりそうだ。
ビデオカードの売れ筋は、ASRock「Radeon RX 9070 XT Steel Legend 16GB」とSAPPHIRE「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT GAMING 16GB GDDR6」
今回調査に協力いただいた店舗では、いずれもパーツ1つからパソコン全体の構成にいたるまで、パーツ選びの相談に乗ってもらうことができる。組立代行サービスを取り扱っている店舗も多いので、組立初心者でも安心だ。
今回の調査結果を元にパーツを決めてショップへ向かうも良し、店舗スタッフに改めて相談するも良し。ぜひ店舗でのパーツ選びを楽しんでもらいたい。
ただ、注意点がひとつ。パーツを決めて店舗に行ったとしても、「限定特価」という魔物に翻弄される可能性は高い。それは調査結果にも表れていたと思う。ただこれも店舗へ向かう楽しみのひとつ、思う存分翻弄されてこよう!







