堺筋沿いアーケードに店舗を構えるPCパーツショップ PCワンズ
PCワンズはインターネットや自作パソコンが本格的に流行り出した1999年に日本橋で開業したパソコンパーツショップ。開業以来一貫して日本橋でパソコンパーツ販売を続けてきたパーツショップだ。
現在は堺筋沿いアーケードの中央付近に店舗を構えており、パソコンパーツ販売のほかに、ゲーミングデバイスの品揃えが豊富な店舗としても知られている。ここで店舗スタッフの高石さんに売れ筋の製品などを聞いてみた。
CPUはコスパに優れた「Ryzen 7 9700X」が一番の売れ筋
CPUの売れ筋は、価格と性能のバランス、つまりコスパに優れた「Ryzen 7 9700X」が一番の売れ筋になっている模様。ここより上のハイエンドクラスは、もうある程度欲しい人に行き渡ったのか落ち着いた動きになっているようだ。Socket AM4のCPUについても、アップグレード需要は少しあるものの、目立った動きがあるほどではないという。
マザーボードは安価な製品が売れ筋に
マザーボードの売れ筋に関しては、単純に売れた数で考えると1万円台前半で購入できる格安マザーボードの売れ行きが大きいとしている。その一例としてASRock「B850M-X WiFi R2.0」やASUS「PRIME A620M-E-CSM」を挙げていた。その他のマザーボードについては、各お客さんの需要がバラけていて、突出して売れる製品はあまり出てこないようだ。
ちなみにPCワンズではパーツ販売のほかにPC組立代行も行っているが、マザーボードなどの構成を最初から決めているかは半々くらいの模様。
ここで今回、高石さんが気になっている製品として、GIGABYTE「B850M AORUS ELITE WIFI7 ICE-P」の名前が挙がった。取材日の1週間ほど前に発売されたばかりの新製品で、GIGABYTEのイメージキャラ「ギガバイ子ちゃん」の後を継ぐ「神鷹凛(かみたか りん)」をイメージした製品だ。単なるキャラクター製品というだけでなく、Wi-Fi 7搭載や、拡張スロットのワンタッチ着脱ギミックなど機能・性能もしっかりしているところが良いとしている。
ビデオカードは「Radeon RX 9070 XT」が売れ筋
ビデオカードでは「Radeon RX 9070 XT」搭載モデルが売れ筋のようだ。なかでも安価なASRock「Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB」が人気なのだが、人気ゆえに品切れ状態がしばらく続いている。
ASRock「Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB」が品切れのため、今回は次点のASRock「Radeon RX 9070 XT Steel Legend Dark 16GB」を売れ筋製品とした。こちらも比較的安価な「Radeon RX 9070 XT」搭載ビデオカードとのことで、店頭価格が売れ行きに与える影響はかなり大きいことがうかがえる。
















