サブカルチャー拠点としての大型店舗 ソフマップ なんば店
全国に店舗を展開するソフマップは日本橋でも長く親しまれてきた存在だ。現在の「ソフマップ なんば店」は、日本橋オタク文化の中心地「オタロード」に面する大型店舗で、パソコン関連以外にアニメ・ホビー関連のフロアも併設する、サブカルチャーの拠点としての顔も併せ持つ店舗となっている。
3階にあるPCパーツ関連の売り場には、店舗入口すぐのエスカレーターか店舗奥のエレベーターで向かう。そこで店舗スタッフの西本さんから売れ筋製品の話などを聞いた。
CPUの売れ筋は、ほぼAMD CPUが占める状態に
CPUの売れ筋は「Ryzen 7 9700X」と「Ryzen 7 9800X3D」の人気が高く、次いで「Ryzen 5 5500GT」や「Ryzen 7 5700X」などのSocket AM4勢も根強い人気があるようだ。総合的なCPU売れ筋トップ10圏内には「Ryzen 9 9950X」といったハイエンドCPUも含まれており、ローエンドからハイエンドまで幅広くAMD CPUが売れ筋を占めている状態だという。
昨今は、あまりPCに詳しくないお客さんからも「CPUはRyzenで」と指名されて相談を受けることも多いそうだ。
ソフマップ なんば店では、店舗スタッフがお客さんの要望や予算に応じてパーツ構成の相談を受けてくれる。2階で販売しているBTO PCとの比較なども提示しながらていねいに見積もりしてくれるため、PCパーツに詳しくない人でも安心だ。
マザーボードはセール品が人気
マザーボードに関しては、売れた数だけで言えばセールで格安販売されていた「A520チップセット」のAM4マザーボードが一番人気だったそうだ。
Socket AM5対応マザーボードに絞ると、ASUS「TUF GAMING B650-E WIFI」とASRock「B850 LiveMixer WiFi」が人気を集めていたとのこと。残念ながら取材時にはASUS「TUF GAMING B650-E WIFI」は売り切れていた。
ここで、西本さんのお気に入り製品としてMSI「B550M PRO-VDH」の名前が挙がった。店頭価格7000円を切る格安のAM4マザーボードで、低予算でパソコンを組みたい場合に最適とのこと。西本さん自身も同機にWi-Fiが付いたモデル「B550M PRO-VDH WIFI」が格安のときに購入して、現在愛用しているそうだ。
ビデオカードは16GBモデルで低コストなのが決め手
次に、ビデオカードの売れ筋を聞いたところ、ASUS「DUAL-RX9060XT-16G」が人気とのこと。昨今はビデオカードのビデオメモリー容量が重要視されるようになり、低コストでビデオメモリー16GBを搭載する「DUAL-RX9060XT-16G」が売れ筋になっているそうだ。
パソコンパーツ一式の見積もりを作成するとき、ビデオカードは最後に予算にハマる形で選ぶ場合が多いとのことで、低コストで16GB搭載というメリットを持つ「DUAL-RX9060XT-16G」はオススメしやすいビデオカードといえそうだ。














