Stable Diffusion入門 from Thailand 第35回
ここがヤバい!「Nano Banana Pro」画像編集AIのステージを引き上げた6つの進化点
2025年11月28日 17時00分更新
Nano Banana Proの始め方(最短チュートリアル)
最新のNano Banana Proは特別な設定なしで通常のGeminiチャットから利用できる。ただし現状、ユーザー側では画像モデルを手動で選択する方法がなく、Proが使われるかどうかは「利用プラン」と「サーバー側の処理状況」によって自動的に決まる。Proプランであっても、まれに初代モデルの挙動が出ることがあり、これをユーザーが制御することはできない。
Google OneのAI対応プラン(AI Premium/AI Pro 2TB〜30TB)はNano Banana Proを利用できる条件を満たしており、一般的にはProが適用されやすい。ただしGeminiアプリのUIだけでは、今どちらの画像モデルが動いているかを確認する手段はない。
画像生成は、テキストで「◯◯の画像を作って(描いて)」と依頼するだけでも実行できる。
「ツール」から「画像を作成」を選ぶ操作は、チャット上での画像生成をより確実に行うための「生成モード」への切り替えを意味する。生成される画像の内容や動作は、チャット欄に直接プロンプトを入力した場合と同じだ。
画像編集も同様で、写真を添付して「人物を追加して」「背景を変えて」など自然文で指示すれば、自動的に画像モデルが選択され、処理される。
前述の通りGeminiの通常UIでは、AI Pro 2TB以上のユーザーはNano Banana Proをほぼそのまま使える。ただしモデル名は明示されず、負荷状況によって旧モデルにフォールバックする場合もある。品質を安定させたい、あるいは特定のモデルを確実に選びたい場合は、Google AI Studioで明示的にモデルを指定するとよい。ただしAI StudioでNano Banana Proを利用するには、課金対応(=有料)のAPIキーが必須となる点に注意してほしい(旧モデルは無料で利用可能)。
まとめると、「Geminiアプリではモデルが自動選択される」「Google AI Studioでは明示的にモデルを固定できる(ただしNano Banana Proは有料のAPIキーが必要)」という整理になる。

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