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アップル敗訴、「Apple Watch」特許訴訟で

2025年11月19日 12時35分更新

文● スミーレ(@sumire_kon)

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アップルのロゴ

 「Apple Watch」の血中酸素濃度測定に関する特許を巡り、アップルと医療機器メーカーMasimoが争っていた裁判で、米国の連邦陪審は11月14日、アップルに6億3400万ドル(約985億円)の支払いを命じた。複数の海外メディアが報じている。

 本件は、Apple Watchの血中酸素濃度測定機能がMasimoの特許を侵害しているとして、同社がアップルに対して損害賠償を求めたもの。

 法廷でMasimoは、アップルの社内文書に記載された「世界でもっとも使われている心拍モニター」という表現や、双方の技術面での比較、アップルがMasimoの特許を知った後に高心拍数通知の方法を”改良”したことなどに言及。

 対するアップルは「Apple Watchは医療機器とは異なる機能を提供しており、Masimoの特許の目的とは異なる」と反論したが、陪審員の支持を得ることはできなかった。

 判決後、アップルは一部メディアへの声明を通じて、Masimoが消費者向けの製品を販売していないこと、今回の裁判で扱われた特許が2022年に失効していることなど複数項目を取り上げ、判決に対する異議を表明。控訴して争う姿勢をみせている。

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