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AWS、OpenAIと5兆円超の提携 ChatGPTの開発基盤に

2025年11月04日 09時30分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 アマゾンのクラウド部門AWSとOpenAIが11月3日、総額380億ドル(約5兆9000億円)規模の複数年にわたる戦略的提携を発表した。OpenAIはAWSのコンピューティング基盤を活用し、生成AIモデルやエージェント型AIの運用・開発を進めることになる。

 契約は7年間の枠組みで、OpenAIは最新GPU「NVIDIA GB200」「GB300」を中心に、数十万規模のチップから構成されるAWSの大規模クラスターを利用する。これにより、ChatGPTの応答性能や、次世代モデルの開発がさらに加速するとみられる。

 OpenAIのサム・アルトマンCEOは「フロンティアAIをスケールするには、大規模で信頼性の高いコンピューティングが必要だ。AWSとのパートナーシップは、この新たな時代を牽引し、高度なAIをすべての人に届ける広範なコンピューティング・エコシステムを強化する」とコメント。一方、AWSのマット・ガーマンCEOは「OpenAIが可能性の限界を押し広げ続ける中、AWSの業界最高水準のインフラストラクチャが、同社のAI分野における野心の基盤となるだろう」と語った。

 2社の協力は今回が初めてではない。2025年初頭には、OpenAIのオープンウェイトモデルがAWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」上で利用可能になっている。新たな提携により、2社はAI研究と開発の速度をさらに高め、クラウドとAIの統合をリードする狙いだ。

 

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