PCまわりのごちゃごちゃケーブルが消える! 1.3kgで持ち運べるASRockのミニPC「DeskMini X600/USB4」で最強のケーブルレスPC環境を作ろう

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: ASRock

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ハイスペックな16スレッドCPUでも組める!

 「DeskMini X600/USB4」は、16スレッド動作のCPUを搭載できる。TDPは最大で65Wまでとなるが、それでも軽い写真や動画の編集なら十分視野に入れられる。

 デスクトップRyzen APUの最上位で、「AMD Radeon 780M Graphics」を内蔵する「Ryzen 7 8700G」にも対応しており、数世代前のエントリービデオカードに迫るゲーミング性能で、カジュアルゲームに加え、軽いクリエイティブ作業ができるミニマムなPCを作りあげられる。

高性能の内蔵グラフィックを備えるRyzen APUの「Ryzen 8000G」シリーズ。高性能グラフィック内蔵モデルは3製品を用意する

Ryzen APU最上位モデルのRyzen 7 8700G

TDP65Wで8コア/16スレッド動作に対応する

GeForce GTX 1650に匹敵する性能を発揮する「AMD Radeon 780M Graphics」。ノートPC向けRyzenなどにも採用されている

 「DeskMini X600/USB4」は、前世代のRyzen 7000シリーズと、現行世代のRyzen 9000シリーズ(グラフィック非搭載のFモデルは除外)にも対応している。メインマシンをアップグレードし、Ryzen 7000シリーズが余っているユーザーの活用にも最適と言える。

 ただし、組み合わせるCPUには、覚えておくべき点がある。そのひとつがUSB4ポートだ。リアのType-CポートをUSB4として動作させるためにはRyzen 8000Gシリーズと組み合わせる必要がある。(Ryzen 7000または9000シリーズでは USB 3.2 Gen2 DP Alt Modeとなる)。

 そして、ふたつ⽬が最速クラスのPCIe5.0×4対応M.2 SSDのパフォーマンスを引き出すには、逆にRyzen 7000または9000シリーズを組み合わせる必要があるという点だ。

2万円台で購入できるエントリーモデルのRyzen 5 8500GでもUSB4を活用できる

Ryzen 7000/9000シリーズなら、10000MB/秒台を発揮するPCIe5.0×4対応M.2 SSDを活かせる

Ryzen 8000Gシリーズでは、7000MB/秒前後を発揮した。これでも十分速いので問題ない

ポイントを押さえてミニマムPCを組んでみた

 ごちゃっとするケーブルを排するのに肝心なのが、Wi-Fi/Bluetoothを使ったワイヤレス化だ。「DeskMini X600/USB4」は、標準で無線機能を搭載していないが、M.2無線モジュールの増設が可能だ。

Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応するM.2無線モジュール。アンテナの取り付け方法は次ページを参照してほしい

 デスクの上をスッキリさせられるケーブルレスなミニマムPC環境を目指して、実際に「DeskMini X600/USB4」を組んでみた。

 CPUは性能よりも静音性に重きを置いて、Ryzen 5 8500Gを選択。それにM.2 SSD、DDR5 SODIMMメモリー、Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.3 M.2 無線モジュールを組み合わせた。PCIe5.0動作にも対応する容量2TBのNVMe M.2 SSDや、64GB(32GB×2枚)のDDR5 5600駆動対応SODIMMを組み合わせているのもあり、実売価格の総額は約13万8000円に達しているが、組み合わせるSSDとメモリー容量次第では総額10万円台を狙える。

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 5 8500G」(8コア/16スレッド、最大5GHz)
CPUクーラー ベアボーン付属
ベアボーン ASRock「DeskMini X600/USB4/B/BB/BOX/JP」(Socket AM5)
メモリー Crucial「DDR5-5600 64GB CT2K32G56C46S5」(32GB×2、DDR5-5600 SODIMM)
ストレージ Nextorage「G-Series HE 2TB NN5HE-2TB4AN/GNE」(2TB M.2 SSD、PCIe5.0×4)
ビデオカード CPU内蔵
無線LANモジュール ASRock「M.2 WIFI 6E kit (AX210) for DeskMini (BOX) R2.0」(インテル AX210 M.2モジュール)

CPUは6コア/12スレッドで動作するRyzen 5 8500Gを組み合わせた

Ryzen 5 8500Gは、Zen4×2コアと低消費電力動作に最適化されたZen 4c×4コアで構成されたハイブリッドアーキテクチャーの「Phoenix 2」を採用する

グラフィックス機能は、AMD Radeon 740M Graphicsを搭載する

グラフィック品質をプリセット「中」に下げる必要はあるが、Ryzen 5 8500Gでも「HD-2D版 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」をフルHD解像度で遊べる

リメイクタイトルの「空の軌跡 the 1st」。こちらも画質を「Mediam」をベースに、解像度スケールをフルHD解像度から下げるなど調節することで、20~40fps前後で楽しめた。過去作をプレイした人は、ぜひプレイしてもらいたい!

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