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既に世界で100万回以上のダウンロード

AWSが「Bedrock AgentCore」を一般提供 AIエージェント開発・運用のための機能群、東京リージョンでも

2025年10月16日 15時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 Amazon Web Services(AWS)は、2025年10月13日(米国時間)、AIエージェントの構築や展開、運用を支援するマネージドサービス郡「Amazon Bedrock AgentCore(AgentCore)」の一般提供を開始した。東京リージョンを含む、9つのAWSリージョンで提供する。

 AgentCoreは、2025年7月のAWS Summit New Yorkにてプレビュー版の開始を発表していた。今回早くも正式提供に至り、東京リージョンも含めて対応リージョンも拡大されている(参考記事:AWSジャパンが、AIエージェントの部品集「Bedrock AgentCore」と仕様駆動型IDE「Kiro」を解説)。

 提供される7つのサービスは、以下の通り。

Runtime
動的なAIエージェントをデプロイ・稼働させるためのセキュアな実行環境
Memory
AIエージェントの「短期記憶」「長期記録」の仕組み提供する機能
Identity
AIエージェント契機のアクセスに対する認証機能
Gateway
APIやLambda関数、既存のサービスをMCP対応する機能
Code Interpreter
AIエージェントのコード実行におけるサンドボックス環境
Browser Tool
AIエージェントが安全にウェブサイトを扱うためのブラウザ環境
Observability
AIエージェントのトレース・可視化のためのオブザーバビリティ機能

 AgentCoreのSDKは、既に100万回以上ダウンロードされているという。初期のユーザー企業としてソニーグループが挙げられ、 同グループのD&Tプラットフォーム AI Acceleration 部門 部門長である大場正博氏は、「AgentCoreを活用することで、グループ全体のAgentic AI Platformを構築し、エンタープライズレベルのセキュリティ、オブザーバビリティそしてスケーラビリティを実現し、さらにクロスプラットフォームでのシームレスなAIリソースへの接続を実現しました」とコメントしている。

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