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10月11日(土)開催! 「TOKYO Gaming-PC STREET 5」情報まとめ 第32回

「TOKYO Gaming-PC STREET 5」より、 be quiet! のブース展示をレポート

日本人は“静か”が好き。異次元レベルに静かなPCパーツを作る「be quiet!」特別インタビュー

2025年10月31日 20時35分更新

文● インタビュー● 貝塚/ASCII

提供: be quiet!

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be quiet! のWeiling Lai氏(Senior Country Marketing Manager SEA/EA)と、Rick Chang氏(APAC Sales Manager)

注目のPCソリューションメーカー「be quiet!」
日本で伸びる知名度

 ドイツを開発拠点として、PC電源やケース、冷却ソリューションなどを開発している be quiet! の製品が、その驚くほどの静かさから改めて話題を集めている。

 アスキーが10月11日に秋葉原で開催したイベント「TOKYO Gaming-PC STREET 5」への協賛とあわせて、本社から来日したWeiling Lai氏(Senior Country Marketing Manager SEA/EA)と、Rick Chang氏(APAC Sales Manager)へ、インタビュー取材を実施した。

──まず率直に、日本市場について、どう感じていますか?

Weiling Lai「『be quiet!』という私たちのブランドを知ってくださる方が、日本にも増えてきていると感じています。パートナーであるテックウインドさんの協力もあり、私たちの製品の特徴である静音性と、技術的に優れた品質が、知られるようになってきました。

 日本のユーザーは、製品の仕様やノイズコントロールといった細部へのこだわりがとても強いですよね。そこが、私たちのブランド哲学と非常に合っていると感じています」

確かな技術による静音性と、アドレサブルRGBなど見た目のユニークさを両立するのが、同社の製品。写真はリバースブレードを採用した冷却ファン「LIGHT WINGS LX 120 Reverse Black」

──確かに、日本のユーザーは製品の“細部”に注目する傾向があると思います。関連してうかがいたいのですが、日本市場と、他の海外市場では、ユーザーの消費行動や習慣に違いはあるのでしょうか?

Weiling Lai「似ている部分もありますが、違いもあります。まず、日本で現在もっとも販売が好調なのは、静音系の冷却製品やファン製品です。たとえば『SILENT WINGS PRO 4』や『DARK ROCK 5』、『PURE ROCK PROシリーズ』などがよく売れています。ケースでは『PURE BASE 501』や『LIGHT BASE 600 LX』なども人気です。

 また日本市場では、エントリー、ミドル、ハイエンドと、各価格帯の製品がバランス良く売れています。これ自体は良い傾向ですが、私たちとしては今後、ハイエンド製品の比率をもっと高めていきたいと思っています。日本のユーザーは特にノイズを抑制することへの意識が高いので、上位モデルほどその静音性能をしっかり感じてもらえるはずです」

Rick Chang「それから、海外ではアドレサブルRGB搭載の派手なライティング製品がとても人気なのですが、日本ではRGB製品よりも、静音系のソリューションの方が比率として売れています」

──なぜ、エリアによって好みの違いが生まれるのでしょう?

Weiling Lai「会社としての分析というよりも、私の考えですが、日本のユーザーは、(PCパーツに限らず)“きらびやかなもの”や“派手なもの”よりも、むしろ静音性と言った機能面や、控えめで落ち着いたデザインを優先的に好む傾向が強いのではないでしょうか」

Rick Chang「ちなみにタイや東南アジアでは、アドレサブルRGBを搭載した“光る”製品がとても人気です。ヨーロッパ圏ではどちらかというと、シンプルさやプレミアムな品質を重視するユーザーが目立ちます。日本はちょうどその“中間”とも言えるかもしれません。日本でまったく人気がないというわけではなく、受け入れる文化もありつつ、あくまで“静かさ”や“品質”への嗜好が強い。そういう意味では、日本市場はバランスの取れたポジションですよね」

「静けさ」を存分に味わえる、期待の新製品

水冷ヘッドと分離構造の独自ポンプを採用したオールインワン水冷式CPUクーラー「PURE LOOP 3 LX 360mm」

──今後、日本での発売を予定している製品やシリーズはありますか?

Weiling Lai「はい。いくつかの新製品を日本で順次発売していく予定です。まず、『PURE LOOP 3』という新しい簡易水冷クーラーのシリーズがあります。このシリーズはアドレサブルRGBの搭載/非搭載の2種類をラインアップしており、ユーザーの好みに合わせて選べるようになっています。

 また『LIGHT BASE』シリーズの最新モデルも発売予定です。注目していただきたいのは、小型フォームファクターの『LIGHT BASE 500』です。こちらはグローバルで2日前に発売されたばかりで、近いうちに日本市場でも展開を予定しています。

 さらに今年のCOMPUTEX 2025で展示した、新しいキーボードも展開していきます。ハイエンドユーザーやゲーマー、配信者向けの『DARK MOUNT』、より買いやすいモデルとして『LIGHT MOUNT』の2種類を準備しています。

 新製品の『PURE POWER 13 M』シリーズも発売以降、非常に好評いただいております。非常に静音性に優れる電源ユニットですので、ぜひ日本のみなさんにもご使用いただきたいです」

主にハイエンドユーザーやゲーマー、配信者向けのゲーミングキーボード「DARK MOUNT」は、3層構造の吸音材で異次元レベルの静かさを実現

──かなり多彩なラインアップになりますね。ぜひ私たちも試したいです。最後に、今回のイベントについての感想を教えてください。

Weiling Lai「正直に言って、驚いていますよ。イベントへの出展自体はこれまでにも経験がありますが、メディアと連携して行なう今回のようなイベントは、過去の出展とは別の体験でした。

 顧客層は同じですが、イベントの“雰囲気”が大きく違います。ここ(TOKYO Gaming-PC STREET 5)では、来場者がブランドや製品に自然に触れられる環境が作られていて、製品を展示するだけでなく、他ブランドとの比較も体験できる。消費者側も積極的に参加したくなるイベントだと感じました」

TOKYO Gaming-PC STREET 5での、 be quiet! ブースの様子。話を聞きにくる来場者の列が絶えなかった

Rick Chang「こうしたイベントには、以前はあまり出展していませんでしたが、実際に製品を『見て・触れて・感じてもらう』ことで、 be quiet! の良さを理解してもらえると考えています。ウェブ上の説明だけでは、静音性などはどうしても伝わりにくいですから。会場で実際に触れていただければ、静けさや品質を体感できる。そういう意味でも、このイベントはとても良い機会になりました」

──かつ、消費者から“直接”意見がもらえますよね? そこも私たちのイベントの推しポイントです!

Weiling Lai「その通り。ゲームをプレイするだけでなく、キーボードを触って操作を試したり、製品の仕組みを学ぼうとしたりする人たちの姿を見ることができました。こうした反応を直接見られるのは、ブランドにとって非常に喜ばしいことです」

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