SAISON Technology Days 2025で「ERPのモダン化」をテーマにしたパネル開催
ERPの課題、解決できる 国産ベンダー5社が語る「オフロード」は絵に描いた餅じゃない
2025年10月09日 09時00分更新
セゾンテクノロジーは、年次イベント「SAISON Technology Days 2025」を開催する。10月22日は東京国際フォーラムでの会場開催、29日・30日はオンラインでの開催になる。国産ベンダー5社が集まった「国産トップベンダー集結!ERPのモダン化をオフロードして進めるメリットとは」のモデレーターを担当したASCII編集部の大谷イビサが、セッションの見どころを説明する。
国内ベンダー5社が大集合 国産クラウドをERPと連携させるメリット
「データのバラバラを、スルスルに。」を冠した今年のSAISON Technology Days。プロダクト名である「HULFT」を冠したこれまでのイベント名から、今年は装いも新たに「SAISON Technology Days」と名を改めている。HULFTのカバーするデータ連携にとどまらず、「データマネジメント」「生成AI活用」「モダナイゼーション」を軸に、最新の顧客活用事例やゲストによる講演、最新のプロダクトアップデート情報を紹介する。
今回私がモデレーターとして登壇したのは、「国産トップベンダー集結!ERPのモダン化をオフロードして進めるメリットとは」のパネルディスカッション。登壇するのは、ERPの移行に知見を持つクレスコ・イー・ソリューション、ワークフロー製品に精通したエイトレッド、データ分析ツールを手がけるウイングアーク1st、ノーコードツールkintoneを提供するサイボウズ、そしてデータ連携サービスを手がけるイベント主催者のセゾンテクノロジーの5社だ。
ERPのモダン化の課題 国産SaaSによるオフロードで解決できる
今回テーマとなった「オフロード」とはなにか? これはコア業務をERPに専念させ、周辺業務をSaaSに任せるアプローチだ(関連記事:SAP「2027年問題」に向け国産ソフトベンダーがタッグ iPaaSを中核に周辺機能をオフロード)。従来ERPは基幹システムとして幅広い領域をカバーし、コア業務以外の周辺業務をアドイン開発でまかなっていた。しかし、変化の激しい市場に対応すべく、アドインを逐一開発するのは荷が重く、スピード感に欠ける。ERP移行の1つの契機として、周辺業務をSaaSに任せ、ERPとSaaSを「HULFT Square」でつないでいくオフロードが、セゾンテクノロジーの戦略というわけだ。
事前収録では、5社の登壇者がERP移行の課題についてまず意見を交わした。その上で、ワークフロー、データ分析、ノーコード、データ連携の観点で、このオフロードのアプローチのメリットや具体的な手法について、説明してもらった。専門分野からの知見は非常に興味深く、日本企業の業務にフィットしたSaaSであれば、これからのITで必要なアジリティ(俊敏性)を担保できると感じられた。また、基幹業務を担うERPとの連携で、市民開発やデータドリブン経営、ガバナンスなどさまざまなメリットにつながりそうだ。
セッションの開始は10月30日11時30分から。40分の時間に5社のメッセージを凝縮しているので、ERPのモダン化やアドインの課題に悩んでいる情シスやエンジニアは、ぜひご視聴いただきたい。
開催概要
名称:SAISON Technology Days 2025
主催:株式会社セゾンテクノロジー
開催日時
【DAY1】2025年10月22日(水)東京国際フォーラム開催 13:00~17:40(11:30~展示スペース開場、18:00~懇親会)
【DAY2】2025年10月29日(水)オンライン開催 11:00~17:30
【DAY3】2025年10月30日(木)オンライン開催 11:00~17:30
対象:AI技術の活用に関心のある方、DXを推進する方、データを活用しビジネスを推進する方、経営層、IT部門・DX推進部門のご担当者、システムインテグレータの皆様、等
規模:登録3,000名
参加費:無料(事前登録制)
お申し込みはこちら









