アマゾンは10月1日、スマートスピーカー「Echo」シリーズの新製品4機種を発表した。新しいAIアシスタント「Alexa+(アレクサプラス)」に対応しており、Echo史上最もパワフルなデバイスとされる。
各製品の概要は以下のとおり。
スマートスピーカータイプ
●Echo Dot Max(1万4980円)
Echo Dotシリーズの強化版にあたるモデル。
2ウェイスピーカーシステムにより、「Echo Dot(第5世代)」比で約3倍の重低音を実現。部屋の音響特性を自動分析し、最適な音質に調整する機能と組み合わせ、部屋中に広がるサウンドを提供するという。
カラーはグレーシャーホワイト、グラファイト、アメジストの3色展開で、価格は1万4980円。
●Echo Studio(3万9980円)
従来モデルから約40%の小型化を実現したEcho Studioシリーズの次世代モデル。
外観はEcho Dot Maxにそっくりだが、内部には高性能ウーファーと3つのフルレンジドライバーを組み合わせたスピーカーを搭載。空間オーディオにも対応し、没入感と臨場感あふれるサウンドを楽めるという。
スピーカーを包む布地に、音の透過性に優れる3Dニット技術を活用するなど、細かいこだわりが詰まった上位機種にふさわしい製品といえそうだ。
カラーはグラファイトのみで、価格は3万9980円。
スマートディスプレータイプ
●Echo Show 8(3万4980円)/Echo Show 11(3万9980円)
8型または11型のディスプレーを搭載する、Echo Showシリーズのフラグシップモデル。
周囲の明るさに応じて自動でディスプレー表示を最適化し、明るい場所から暗い場所まで、さまざまなシーンで鮮明かつ美しい画像を楽しむことが可能。一度に表示できる情報量も従来モデルより拡張されている。
スピーカーはフロント配置で、ステレオスピーカーとカスタムウーファーを搭載。部屋中に広がる迫力ある空間オーディオを味わえるという。
カラーはグレーシャーホワイト、グラファイトの2色展開。価格は「Echo Show 8」が3万4980円、「Echo Show 11」が3万9980円だ。
AIに対応した新プロセッサー「AZ3」「AZ3 Pro」を搭載
アマゾンでは今回発表した各製品にあわせて、カスタム設計の新型プロセッサー「AZ3」「AZ3 Pro」を開発。AZ3では高度なノイズフィルタリングや優れた会話検知を、AZ3 Proではそれに加えて言語処理や画像認識といったAI技術への対応を実現している。
さらに、AIアクセラレーター上で動作するセンサー技術「Omnisense(オムニセンス)」も採用する。音声認識、超音波センサー、wifi CSI、加速度センサーなど複数のセンサーを組み合わせ、空間の状況をより正確に把握できるようになった。
今回発表された各製品は、アマゾンが導入を進める新型AIアシスタント「Alexa+(アレクサプラス)」にも対応。10月1日現在、日本ではサービスが始まっていないが、利用可能となった暁には、より最適化されたAI機能を体験できる見込みだ。











