高解像度と高FPSを両立!
こんなゲーミングPCをゲットしたらニヤニヤしちゃう! Ryzen 7 9800X3DとRTX 5070TiをカッコいいNZXT「H9 Flow WHITE」に搭載
2025年08月29日 11時00分更新
NZXTのピラーレスケースである「H9 Flow WHITE」を採用し、真っ白なデザインを意識しつつも高いゲーミング性能を目指したパソコンショップSEVENの「ZEFT R60WH」(関連記事)。では、肝心の性能はどの程度なのだろうか。そこで、いくつかのゲームにおいて、ZEFT R60WHのポテンシャルを確かめてみたい。
ZEFT R60WH
https://pc-seven.co.jp/spc/28730.html
価格(税別):43万9800円、価格(税込):48万3780円
| ZEFT R60WHの主なスペック | |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 9800X3D(ベースクロック4.7GHz~最大クロック5.2GHz)、8コア/16スレッド、L3キャッシュ36MB |
| CPUクーラー | NZXT「Kraken Plus 360 RGB White」 |
| グラフィックス | GALAX「RTX 5070Ti White」 |
| メモリー | G.Skill「Trident Z5 RGB DDR5 32GB」(16GB×2) |
| ストレージ | 1TB M.2 SSD(KIOXIA「EXCERIA PUS G4」、PCIe 5.0) |
| マザーボード | ASRock「X870 Steel Legend WiFi」(AMD X870チップセット) |
| PCケース | NZXT「H9 Flow White」 |
| 内蔵ドライブ | ー |
| 通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| 電源ユニット | Silverstone「DA850R Gold White」(定格出力850W、80PLUS Gold認証) |
| OS | Windows 11 Home(64bit) |
重めなゲームでも問題なくプレー可能
4K解像度でも快適なプレーを実現
まずは、ZEFT R60WHの基本性能を知るべく「CINEBENCH 2024.1.0」の結果から見ていこう。CINEBENCHは、3Dレンダリングを利用してCPUおよびGPUの性能を評価できるベンチマークだ。今回はZEFT R60WHのCPUに関するテストを行なったが、CPUに「Ryzen 7 9800X3D」を採用していることもあり、マルチスレッド性能を示すCPU(Multi Core)の値は1000弱と良好だ。
シングルスレッド性能を見るCPU(Single Core)も129と高く、マルチスレッドでおよそ7.5倍にスコアーが伸びていることが分かる。Ryzen 7 9800X3Dは8コア/16スレッドタイプのCPUなので、CINEBENCHにおいては物理コアの分だけマルチスレッド性能が伸びているわけだ。
続いて3D描画性能を見る「3DMark」(Version 2.31.8385)の結果に移ろう。まず、DirectX 11のテスト「Fire Strike」では、ZEFT R60WHはFire Strike“無印”でほぼ5万という非常に高いスコアーを発揮。テスト解像度が3840×2160ドットとなるFire Strike Ultraでも2万弱のスコアーを維持しており、ZEFT R60WHの3D描画性能はかなり高め。
続いてDirectX 12のテストの「Time Spy」でも、ZEFT R60WHはTime Spy Extremeで1万を超えており、良好な結果を残している。そして、レイトレーシングを使用しないものの3840×2160ドットでレンダリングを行い相応に負荷が大きい「Steel Nomad」でも、ZEFT R60WHは7000弱と高いスコアーを発揮。
さらに、リアルタイムレイトレーシング機能を多用している「Speed Way」で8000弱、リアルタイムレイトレーシングそのものの性能を測る「Port Royal」で14000以上と、ZEFT R60WHはリアルタイムレイトレーシング性能も申し分のない内容だ。
では実際のゲームではどうなのか、「Call of Duty: Black Ops 6」のテスト結果を見ていこう。今回は、「極限プリセット」に設定したうえでDLSSを利用。その状態で、ゲームに用意されたベンチマークモードを実行している。
その結果だが、ZEFT R60WHは1920×1080ドットで平均フレームレートが200fpsを超え、1パーセンタイルフレームレートも160fps台と非常に高い結果を示した。そして、解像度を3840×2160ドットまで高めても、平均フレームレートは100fpsを上回り、1パーセンタイルフレームレートも80fps台とかなり快適なプレーが実現できそうだ。
さらに「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」の結果も見てみよう。ここでは、「ウルトラプリセット」に指定して実行しているが、カプコンが示す指標ではスコアーが2万以上で最高評価である「非常に快適にプレイできます」とされている。その指標に基づくと、ZEFT R60WHは3840×2160ドットでも2万を大きく上回っており、プレーに問題はまったくなさそうだ。
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」の結果も確認しておこう。スクウェア・エニックスが示す指標ではスコアーが1万5000以上で最高評価とされているが、ZEFT R60WHは3840×2160ドットで若干それに届かずだが、2560×1440ドット以下の解像度であれば余裕で上回る結果を見せつけた。
とくに1920×1080ドットではスコアーは4万弱にも達し、スコアーの詳細を見てみると平均フレームレートが258.3fps、最小フレームレートが121fpsとどちらも高く、かなり快適なプレーが実現できるといっていい。
最後に「Apex Legends」のパフォーマンスもチェックしておきたい。今回は、オプションから描画負荷が最大となるように設定してゲームをプレー。その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で測定した。
Apex Legendsは比較的描画負荷が軽めなため、ZEFT R60WHは2560×1440ドット以下の解像度であれば仕様の上限となる300fpsに張り付いた状態となっている。3840×2160ドットでも、最小フレームレートは200fpsを超えており、コアなゲーマーでも十分納得できる性能を発揮している。
デザインに見合った高いゲーム性能
さまざまなゲームが快適にプレー可能
以上のテスト結果から明らかなように、ZEFT R60WHのゲーミング性能は優秀だ。FPSやTPSを高フレームレートでプレーしたい人を始め、RPGやRTSを高解像度で快適にプレーしたい人など幅広い需要を満たすだけのポテンシャルを、このZEFT R60WHは備えている。
価格は税込み48万3780円と多少値が張るものの、それに見合った性能と考えるとお買い得感は高い。白色で外観のデザインが優れているPCが欲しいと考えている人で、ゲームをプレーしたいのであれば、このZEFT R60WHはオススメできる1台といえるだろう。











