インターネット関連の各種事業を手がける米Cloudflareは8月4日、自社のブログ上で、AI検索大手「Perplexity」がウェブサイトのクロール禁止要請を回避する行動をとっていると批判した。一方、Perplexityは同社のXアカウントで、Cloudflareの主張に反論している。
Cloudflareによると、Perplexityはクローラーと呼ばれる情報収集システムで、ウェブ上のさまざまなデータを収集。その際、設定でクローラーのアクセスを拒否するサイトに遭遇すると、ユーザーエージェントを変更するといった手法でブロックを回避していたという。
サイトがクローラーのアクセスを拒否した場合、本来はクローラーでのアクセスを諦めることが適切だ。仮にCloudflareの主張が事実であれば、Perplexityはサイト運営者の意向を無視した対応をとっていることになる。
一方、Perplexityは8月5日、同社の公式Xアカウントで声明を公表。
PerplexityのAIアシスタントは、ユーザーから質問があった際に駆動する仕組みで、一般的なAI学習用クローラーと異なり、集めた情報を保存したり、AIの学習に使ったりすることはないと説明している。
その上で同社は、Cloudflareの分析では、PerplexityのAIアシスタントの動作に関する情報が、ほぼすべて間違っていると主張。対立姿勢を明確にした。
— Perplexity (@perplexity_ai) August 5, 2025







