T教授の「戦略的衝動買い」 第838回

クレジットカードの3分の1サイズ　手のひらに載る超ミニカメラを衝動買い

3000円弱の価格も含めて、キーホルダー感覚でも楽しめる

　この種のミニガジェットに高性能や汎用性を期待するのは本質を外す行為かもしれない。筆者は今回、海外旅行直前に本製品を入手し、勢いでエジプト旅行のお供にしたが、ピラミッドの迫力に圧倒された結果、見失うほどコンパクトなゆえにカメラの存在すらすっかり忘れてしまい、ついに一度も使うことなく帰国してしまった。

　今後はネックストラップで首にぶら下げるか、カバンの持ち手にキーホルダー感覚で常設しておき、“いつでも撮れる状態”を保っておく予定である。

キーホルダーとして普通にカワイイ

　スマホカメラの進化が加速する一方、その隙間を狙って登場したのがこのSMC-01のような「遊び系デジカメ」だ。フィルムチェキのようなカメラがZ世代にウケている現状を見れば、このジャンルにもまた光が差し込んでくるのは自然な流れだろう。撮ることそのものが体験となる。そんな“ガジェット的喜び”を思い出させてくれる逸品だった。

とにかく楽しいガジェットだ

 

今回の衝動買い

・「mini いつも持ち歩きたくなるデジタルカメラ・イエロー（SMC01-YE）」
・価格　2970円 ・購入　ヨドバシ.com

T教授

　日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。