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白のパーツを多く搭載、PCIe 5.0対応SSDを採用

人気のNZXTケース新モデル「H9 Flow White」を中心に、ゲーム性能とカラー統一に注力したPCがコチラ!

2025年08月08日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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ゲーミングを意識したパーツ構成
SSDはしっかりと検証したうえでPCI Express 5.0を採用

──ZEFT R60WHの仕様を見るとかなりゲーミング向けを意識したもののようですが。

中嶋氏:はい。H9 Flowがハイエンド向けのケースとなりますので、それに見合う形でハイエンド向けの仕様を揃えました。マザーボードも、ミドルレンジ向けであればAMD B650チップセット搭載モデルを選ぶのですが、今回はAMD X870を搭載したものにしています。そして、ビデオカードは弊社で人気の高い「GeForce RTX 5070 Ti」搭載モデルにしています。CPUはゲーミング用途で絶大的な人気を誇る「Ryzen 7 9800X3D」をご用意しましたので、これらの組み合わせでかなり高いパフォーマンスが期待できます。さらに、弊社では初の採用となるPCI Express 5.0(以下、PCIe 5.0)対応のSSDを搭載しています。

真重氏:弊社では発熱の問題からPCIe 5.0対応SSDの採用を見送っていたのですが、マザーボード側の冷却効果が進み、ようやく採用の目途が立ったということで、ZEFT R60WHではKIOXIAさんのM.2 SSDである「EXCERIA PLUS G4」の2TBモデルを搭載しています。

GeForce RTX 5070 Tiを搭載したビデオカードもH9 Flowに合わせて白色だ

──PCIe 5.0対応SSDを採用するにあたり、かなりテストを重ねられたのでしょうか?

中嶋氏:はい。2025年1月ぐらいから社内で検証を進めていまして、公称値どおりの結果が得られたことに加えて、最大温度も60℃台に収まりました。これであれば、お客様にも安心してお使いいただけると判断し、ZEFT R60WHで採用した次第です。SSDのアクセス速度を気に掛けるお客様には、このPCIe 5.0対応SSDは喜んでいただけるのではないかなと。

──KIOXIA以外のPCIe 5.0対応SSDもBTOでは選べるのでしょうか?

中嶋氏:現時点ではKIOXIAさんの製品だけですね。ですが、年内にはWestern DigitalさんやCrucialさんのSSDも選べるようになるかと思います。

PCIe 5.0対応のSSDを取り扱うことになり、SSDの転送速度を望む需要にも対応できると話す中嶋氏と真重氏、それに中條氏

マザーボードはASRock「X870 Steel Legend WiFi」
キャンペーンも実施中

──マザーボードに関して何かありますか?

真重氏:ASRockさんのマザーボード「X870 Steel Legend WiFi」を採用しているわけですが、個人的にもこのモデルが好きなんですよね。というのも外観が白系でまとめられており、光るメモリーモジュールとの相性がよく、全体的に見た目の統一感を図りやすいからです。あと、Blazing M.2スロットと呼ばれるPCIe 5.0対応M.2スロットが、SSDをヒートシンクで挟み込む構造になっていて、SSDの温度が上がりにくい点は使っていてうれしいです。見た目も機能的にも優れたX870 Steel Legend WiFiは、ハイエンド向けとして魅力的な選択肢だと思います。

中嶋氏:ASRockさんがキャンペーンを行なっていまして、このマザーボードを含めてかなりお安くなっています。また、これは個数に限りがあるのですが、ASRockさんのマウスパッドも付属します。これを機にお客様には購入を考えていただければ幸いです。

背面にはかなりの数のUSBが用意されており、拡張性はかなり高めだ

Steel Legendロゴのマウスパッドが特典として用意されるとのこと

4K解像度でもしっかり遊べる
動作音もそこそこ静か

──実際にこのZEFT R60WHでゲームをプレーしてみたとのことですが、その使用感はどうでしたか?

中條氏:4K解像度でいくつかのゲームを遊んでみました。まず「モンスターハンターワイルズ」は、レイトレーシングの設定を切ってはいるのですが、平均フレームレートは50fpsは出ていたので十分快適に遊べました、また、「エルデンリング ナイトレイン」は、最高設定でも余裕のパフォーマンスが得られました。さらに「鳴潮」のウルトラ設定の描画負荷がかなり大きいとSNSで話題になっていたので、ZEFT R60WHで試してみたのですが、NPCやオブジェクトが多い場所でも平均フレームレートが110fpsほど出ており、問題はありませんでした。

──動作音はいかがでしたか?

中條氏:ケースに耳を当てればファンの音が聞こえる程度でした。ですので、ヘッドセットを装着してゲームをプレーするとまったく聞こえないですし、ヘッドセットを使用しないで動画や映画を鑑賞する際でも、ZEFT R60WHがうるさいと感じることはなかったです。

──ありがとうございました。

 H9 Flowは斜めにカットされたフロントパネルが特徴的だ。NZXTによると右前方のファンに角度を付けたことで空気の流れを最適化することができ、より高い冷却効果が得られるとのことで、しっかり機能的に意味がある点は評価できる。

 そして、ZEFT R60WHはそのH9 Flowを活かせるハイエンドパソコンに仕上がっており、快適なゲーム環境がほしいのであれば、かなり魅力的な存在ではないだろうか。

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