Stable Diffusion入門 from Thailand 第31回
“残念じゃない美少女イラスト”ができた! お絵描きAIツール4選【アニメ絵にも対応】
2025年08月04日 17時00分更新
機能・価格 比較マトリクス
ここまで紹介してきた4つのツールについて、機能や価格、商用利用の可否などを比較できるようにまとめてみた。目的や用途に合わせて選ぶ参考にしてほしい。
| ツール名 | 主な特徴 | リアルタイム補完 | アニメ絵 | 商用利用 | 価格(目安) |
|---|---|---|---|---|---|
| Akuma | アニメ風特化のリアルタイムお絵描き補助AI | ◯ | ◎ | ◯(無料プラン含む) | 無料枠あり 有料:月10ドル~ |
| Imagine.art | 多用途対応。キャラ一貫性維持・スタイル切替可 | ◯ | ◯ | △(有料プランで商用可) | 無料枠あり 有料:月7ドル~ |
| Krea AI | 超高速レンダリング。建築・デザインラフ向き | ◯ | △ | △(Proプランで商用可) | 無料枠あり 有料:月30ドル |
| AutoDraw | 線画をアイコンに置き換えるシンプル補助ツール | ◯(候補提案型) | × | ◯(完全無料で商用可) | 完全無料 |
ガチのアニメ絵を描きたいならAkuma、商用含めいろいろな用途に使いたいならImagine.art、スピード重視ならKrea AI、プレゼンテーションなどで利用するシンプルなイラスト補助ならAutoDrawと、目的に応じて選ぶとよいだろう。
結論:絵を描ける人はすごい!!!!
今回紹介したツールを使って、筆者自身もようやく「残念じゃない美少女イラスト」を描けた(というか仕上げてもらえた)という喜びを味わえた。ラフな線を引くだけでAIがそれっぽく仕上げてくれる体験は、純粋に楽しい。
とはいえ、「これで誰でもイラストが描ける時代だ」と感じたかというとそんなことはない。AIの力を借りて描けば描くほど、あらためて「自分で描ける」アーティストのすごさを思い知らされたのだ。
AIが補完してくれるとはいえ、線の引き方ひとつで仕上がりは大きく変わる。最終的にAIを「道具」として使いこなすのは人間の役割だと、今回実感した。「AIと一緒に描く」という新しい描画体験。イラスト初心者こそ試してみる価値はあるし、普段から描いている人にとっても面白いツールになるはずだ。

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