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Stable Diffusion入門 from Thailand 第31回

“残念じゃない美少女イラスト”ができた! お絵描きAIツール4選【アニメ絵にも対応】

2025年08月04日 17時00分更新

文● 田口和裕

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他の注目ツール紹介

 Akuma以外にも、手描きを補助するタイプのAIツールはいくつか存在する。ここでは特徴的な3つを簡潔に紹介する。

Imagine.art:多用途対応

 アニメ風イラストだけでなく、ロゴやコミック風、イラスト調の作品にも対応できる多用途型のツール。特にキャラクターの一貫性を保ちながら複数カットを描ける点が強み。プロンプトの調整次第でアニメ風にも写実風にも寄せることができ、幅広いジャンルで使える汎用性が魅力だ。

Krea AI:超高速レンダリング

 Krea AIは、線を描くたびにAIが右側に即座にイラストを生成する超高速ツール。「描いて・試して・描き直す」が一切の待ち時間なしで進むので、リアルタイムな試行錯誤が得意。画面右のスタイル参照(style reference)一覧から、アニメ風/絵本風/SF風などの雰囲気を即切り替えできるのもポイント。英語プロンプトと組み合わせれば、短時間で多彩なバリエーションを楽に作れるし、補完も自然で正確。何より「描きながら考える」感覚がぴったりな、インタラクティブな描画体験だ。

AutoDraw:シンプルな描画補助ツール

 AutoDrawは、Googleが開発した完全無料の描画支援ツール。ユーザーがラフな線を描くと、それが何を表そうとしているのかをAIが推測し、候補となるイラストを上部に表示してくれる。

 補完イラストは自動で描かれるのではなく、候補から自分で選んで差し替える形式のため、「自分の線を活かして描く」ツールというよりは、手早く正確なアイコンやシンボルを作るのに向いている。イラスト作成というより、プレゼン資料や子ども向け教材など、「ちょっとした絵がほしい」場面で特に役立つ。

手書きを元に画面上部に候補が表示される

クリックすることで画像が差し替わる

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