従量課金プランの追加でターゲット領域を拡大、アーキテクチャやUIも大幅に刷新
最小で“月額5万円”から テラスカイのデータ連携サービス「mitoco X 2.0」リリース
2025年06月30日 15時30分更新
中小企業や利用頻度の低い企業に適したコンサンプションプラン
テラスカイの取締役で製品事業ユニット長を務める山田誠氏は、mitoco X 2.0の販売戦略を説明した。
山田氏によると、従来のmitoco X 1.0では、初期費用(60万円)や月額固定料金(12万円~30万円)がかかるため、顧客は中堅から大手規模の企業が中心だった。一方で、今回のmitoco X 2.0では、初期費用なし、月額5万円から利用できるコンサンプションプランを用意したことで、「小規模な企業にまで販売の間口を広げることができるのではないか」と見ているという。
「コンサンプションプランは、『ちょっとだけデータ連携を使ってみたい』というお客様、あるいは『データ連携は月に1回しか実行しない』『システム移行期間だけ使いたい』といったお客様に向いている。これまで手作業でやっていたような、ちょっとしたデータ連携処理までカバーできる」(山田氏)
山田氏によると、これまでのmitoco Xの利用状況を調査したところ、「(月に)大体50時間から、多くて100時間未満」という顧客企業が大半だった。そのため、新しいコンサンプションプランは中堅/大手企業の多くにも適合するとの見方を示す。同社では「2028年までの3年間で300社の導入を目指す」という販売目標を掲げているが、そのうちのおよそ7割がコンサンプションプランを採用する顧客になるのではないか、と山田氏は述べる。
なお、販売については、従来のmitocoシリーズパートナー(現在68社)を通じた販売に加えて、新たにISVパートナーとの連携を強化していく方針を示した。mitoco XをパートナーにOEM提供し、ISVパートナーが自社製品/サービスに組み込んで販売するモデルを構築していくという。










