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従量課金プランの追加でターゲット領域を拡大、アーキテクチャやUIも大幅に刷新

最小で“月額5万円”から テラスカイのデータ連携サービス「mitoco X 2.0」リリース

2025年06月30日 15時30分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 テラスカイは2025年6月30日、クラウド型データ連携サービス(iPaaS)の最新版「mitoco X Ver.2.0」(以下、mitoco X 2.0)をリリースした。新たに“最小で月額5万円から”利用できる従量課金型の「コンサンプションプラン」を追加し、これまで中堅/大手企業中心だったmitoco Xのユーザー層拡大を狙う。同社では「2028年までに300社の導入を目指す」と拡大方針を掲げている。

「mitoco X」のコンセプト

テラスカイ 製品事業ユニット 企画開発統括本部 サービスエンジニアリング本部 本部長の村田勉氏(左)、同社 取締役 専務執行役員 製品事業ユニット長の山田誠氏(中央)

幅広いシステム間のデータ連携に対応する「mitoco X」

 mitoco Xは、さまざまなシステム間のデータ連携を支援するクラウドサービス。各種システムと接続するコネクターと、データの統合/分割/演算/変換を行う加工機能を備えており、さまざまなトリガーに応じてデータの自動処理を行う。後述するとおり、こうしたデータ連携の設定(データパイプライン)はノーコードでも簡単に構築できるようになっている。

mitoco Xは幅広いコネクターを備えている(開発中のものも含む)

 テラスカイでは、2023年9月に「mitoco X Powered by DataSpider Cloud(mitoco X Ver.1.0)」をリリースした。これはセゾンテクノロジーと共同開発していた「DataSpider Cloud」を事業継承した製品だ。同社の製品事業において、サブスクリプション売上高全体の40%超を占める主力製品となっている。

 また同社では、Salesforceプラットフォーム上で中堅企業向けのクラウドERPサービス「mitoco ERP」を開発、販売しているが、mitoco Xはこのmitoco ERPとさまざまな外部システムとのデータ連携手段にも位置付けられている。

mitoco ERPのデータを外部システムと連携する手段にも使われる

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