LINE WORKSは、飛島建設がAI議事録作成ツール「LINE WORKS AiNote」を導入したことを発表した。
一見すると、建設現場と結びつかない議事録作成ツール。しかし、複数の関係者が工事にかかわる建設現場では、プロジェクトを円滑に進行するための議事録が重要だという。
施主や設計者、元請、協力会社などが参加する会議では、是正指示の内容、設計の確認や変更、工程の調整などが話し合われる。それらを正確に記録して、関係者間で共通認識を持つことが、作業の揺り戻しを防ぐ鍵になる。
ただ、会議が多いことで、議事録の作成が現場負担になっている。飛島建設の現場でも、日中の打合せの議事録を、現場作業後に作成しているケースもあるという。
そこで、飛島建設では、LINE WORKS AiNoteを約1か月間試験導入。業務負担の軽減に手ごたえを得られたため、2025年6月からの本格導入を決定している。既に利用しているビジネスチャット「LINE WORKS」と同じID・パスワードで利用でき、新規ツール導入の負担が少ない点も、導入の決め手になっているという。
飛島建設の建築本部 建築FSC 施工G 次長 科部元浩氏は、LINE WORKS AiNoteを、「インターフェースがシンプルで使いやすい点に加え、日本語の文字認識精度が非常に高く、誤変換や抜け落ちが少なかった。話者分離の機能も優れており、誰が何を発言したかが明確になるため、後から内容を確認する際にもスムーズ」と評価。
オフライン会議では、スマホ1つで録音・文字起こしが完結でき、オンライン会議でもZoomやTeamsとの連携で同様に活用できるなど、場面を問わず議事録作成ができる点も魅力だとしている。











