このページの本文へ

Interop Tokyo 2025 現地レポート

重要システムを継続的に“落とさず”守る、継続的脅威エクスポージャー対策(CTER)製品

修正パッチ未提供でも脆弱性をふさぐ アズジェントが「Vicarius VRX」を紹介

2025年06月17日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 6月11日~13日に幕張メッセで開催された「Interop Tokyo 2025」。アズジェント(Asgent)ブースでは、クラウド/同社が取り扱う多数のセキュリティソリューションが展示されていた。

 その中で注目されたのが、脆弱性管理分野の継続的脅威エクスポージャー対策(CTER:Continuous Threat Exposure Remediation)ソリューション「Vicarius VRX」だ。今回のInteropにおいて、セキュリティ(エンタープライズ)部門の「Best of Show Award 準グランプリ」を受賞している。

「Vicarius(ビカリウス) VRX」の管理コンソール(優先順位付け)

アズジェントブースの「Vicarius VRX」紹介

 Vicarius VRXは、エンドポイントにインストールされたエージェントとクラウド管理コンソールで構成され、「潜在する脆弱性の分析」「対応の優先順位付け」「複数手段での防御」という3つの機能を提供する。

 特徴の1つめは、現実的なリスク評価に基づく対応の優先順位付けだ。CVSSスコアに加え、Exploit Databaseやアプリケーションの利用頻度も含めた相関分析を行い、攻撃可能性と被害規模に基づくリスクのスコアリングを行うことで、「本当に危険な脆弱性」から順に対応を進められるという。

Vicarius VRXの管理コンソール(潜在する脆弱性の分析)

 特徴の2つめは、OSやアプリケーションの開発元が提供するセキュリティパッチの適用だけではない“3段階の脆弱性修復方法”を備えることだ。アズジェントでは「修正パッチが未提供でも脆弱性をふさぐ」と表現している。

 具体的には、Vicariusが提供し、設定やレジストリの自動変更を行う「修正スクリプトの適用」、脆弱性のあるプロセスのメモリ領域の監視/アクセス制御を行う「バーチャルパッチ」(再起動なしで適用可能)が用意されている。これにより、パッチ未提供の段階でも脆弱性の悪用を防ぎ、重要なシステムの継続的な運用を支えるとする。

独自の“3段階の脆弱性修復”。資産の重要度や脆弱性の深刻k度に応じて選択できる

 アズジェントでは、これまでの「脆弱性を検出して終わり」の脆弱性管理ではなく、「検出から修復までを自動化できる」ソリューションだとアピールしている。

 Vicarius VRXの参考価格(税抜)は、防御対象が250アセット(250エンドポイント)の場合で225万円からとなっている。

カテゴリートップへ

この連載の記事

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    “VMwareショック”余波、IaaSベンダー撤退も/本音は「拒否したい」時間外の業務連絡/IT部門のデータメンテ疲れの声、ほか

  2. 2位

    データセンター

    首都圏のデータセンター枯渇、電力コストの高騰、エンジニア不足 課題から考える最新データセンター選び

  3. 3位

    デジタル

    なぜ大企業でkintoneの導入が増えているのか? DX推進と「脱・属人化」を実現するエンプラパートナーに聞いた

  4. 4位

    TECH

    【提言】「VPNの安全性」が通用しない時代 ZTNAへの困難な移行を経営層はサポートせよ

  5. 5位

    TECH

    自律的に動けないメンバーを持つくらいなら、一人で全部やったほうが幸せに働ける「管理職の憂鬱」に関する調査

  6. 6位

    TECH

    IT人材の約半数が「静かな退職」 正当に評価されないし心身の健康を優先

  7. 7位

    デジタル

    地方テレビ局が生成AIで記事作成を爆速に でもその裏で“10倍増えた”業務とは?

  8. 8位

    ビジネス

    トヨタ自動車はBacklogのAIアシスタントをこう使っている “現場の知見”を貯めるAI用データベースに

  9. 9位

    ビジネス・開発

    “保守地獄”からSEを解放する 富士通がソフトウェア改修の全工程をマルチエージェントで自動化

  10. 10位

    ビジネス

    行政DXを超え、デジタルで市民の力を引き出す“地域社会DX”へ 兵庫県豊岡市の挑戦

集計期間:
2026年02月24日~2026年03月02日
  • 角川アスキー総合研究所