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Interop Tokyo 2025 現地レポート

Interop Tokyo 2025、キーエンスブースより

就職人気ランキング常連の「キーエンス」 実際、何してる会社か知ってる?

2025年06月19日 12時30分更新

文● 貝塚/TECH.ASCII.jp

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Interop Tokyo 2025では、AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズを展示していました

AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズとは

 そんなキーエンス、Interop Tokyo 2025では、「AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ」なるソリューションを展示していました。

 こちらは、同社が製造の現場で培ったノウハウを、PC業務の自動化に応用したソリューションです。

 「RPA」とは、PC上の操作を自動で代行してくれるソフトウェアのこと。たとえば、「毎日同じ帳票をExcelからPDF化してメール送信」「複数のシステムをまたいでデータを転記」「ウェブから決まった情報を取得して一覧化」といった、「人がやるには単調だけど、地味に手間がかかる作業」を、自動で、高速かつ正確にこなすためのシステムです。

 とはいえ、RPAは「設定が大変」「エラー対応が難しい」という声も多く、特に中小企業にとっては“導入しきれない”というハードルもありました。

 同社が展示していたAI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズは、AIによる「作業ナビゲーション」を搭載。RPAの初心者でも、画面上の操作手順に従うだけで、自動化したい作業を直感的に登録でき、作業内容をAIが分析しながら最適な設定を提案するという設計になっています。

 製造現場の改善で磨いた実践力と現場力を、今度はデスクワークの世界へ。キーエンスは、「業務自動化の現場」でも確かな存在感を放ち始めているようです。

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