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Interop Tokyo 2025 現地レポート

18社が参加するITインフラ業界横断型のステッカー企画もスタート

累計40万個突破! 「手のひらネットワーク機器」第3弾は6月12日発売 待望のUPSも登場!

2025年06月04日 10時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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業界横断型のノベルティステッカー企画でエンジニアをつなげる

 手のひらネットワーク機器は、エーピーコミュニケーションズの「ITインフラ業界を盛り上げたい」という想いから始まり、結果、さまざまな反響を得られた。その手を緩めず、同社がスタートするのが、業界横断のノベルティステッカー企画「Tech Tiles」だ。参加企業に、仕様に沿った「六角形ステッカー」と「名刺サイズのカード」を作成してもらい、「集める」「つながる」体験を届けるプロジェクトである。

 IT業界には、ノートPCなどにステッカーを貼り、個性を表現したり、識別しやすくしたりする文化がある。しかし、各企業のステッカーは、デザインも形もバラバラだ。

 Tech Tilesでは、ステッカーの仕様を定めることで、業界のつながりをテーマに収集する楽しみを生み出し、交流のきっかけをつくる。企業側は自社ブランドの認知を向上でき、最終的には、手のひらネットワーク機器のように、「インフラエンジニア界隈、楽しそう!」というイメージを形成していく。

名刺サイズのカードも収集できる

 現時点では、インフラ企業18社が参加している(A10ネットワークス / APRESIA Systems/ F5ネットワークスジャパン / アラクサラネットワークス / エーピーコミュニケーションズ / オキット / Zabbix Japan / シスコシステムズ / ドヴァ / 東陽テクニカ / 日東工業 / 日本ネットワークインフォメーションセンター / 日立ヴァンタラ / フォーティネットジャパン / 古河電気工業 / ヤマハ / UPSソリューションズ / ラリタン・ジャパン)。

 エーピーコミュニケーションズでは、ステッカーを展示会やイベントなどで配布して、「参加企業のブースをまわって集めよう」「SNSで #TechTiles をつけてシェアしよう」と呼びかけるような運用を期待しているという。Interop Tokyo 2025でも、参加企業の内13社が、Tech Tilesのステッカーを配布する。

 Tech Tilesは、業界内で長く続く企画になることを目指しており、インフラ企業以外にも、開発ツールを展開する企業などにも参加を呼び掛けていく予定だ。

推奨テンプレートを用意して仕様内で独自デザインを施してもらう

 最後に説明会で披露された、モデラ―によるジオラマ作品を紹介しよう。

 アマチュアモデラーの今井貴裕氏は、インフラエンジニアの仕事の様子を作品として再現。「普段つくらない1/12サイズに戸惑ったが、その分、台車やバインダーなどの小物まで細かく作りこめた。私がIT関連の企業に勤めていることもあり、楽しみながら作ることができた」とコメントする。

今井貴裕氏の作品

 セガワモデリングの瀬川剛史氏は、遺跡とITインフラ機器を組み合わせた作品を仕上げ、「スケールの設定が素晴らしい。今伸びている市場であり、色々なものと組み合わせて独自の物語がつくれるのが大きなポイント。サーバーは世界共通なので注目を集めるのではないか」とコメントしている。

瀬川剛史氏の作品

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