REDMAGIC 10 Airのオススメポイント
ゲーミングスマホとしては薄型軽量
REDMAGIC 10 Air最大の特徴は、厚さ7.85mm・重さ205gというゲーミングスマホとしては驚異的な薄さと軽さです。アルミフレームとマット加工ガラスが採用された上質なデザインは、指紋が付きにくく高級感もバツグン。内部パーツの配置や重量バランスも工夫されており、長時間のゲームプレイでも手が疲れにくいのが実感できます。
従来のゲーミングスマホ(REDMAGIC 10 Proなど)は内蔵の冷却ファンによる重量増がネックでしたが、REDMAGIC 10 Airは大型のベイパーチャンバーや、複合液体金属を搭載したICE-X冷却システムといったパッシブ冷却技術で、薄型化と高性能を両立させています。普段使いでもかさばらず、ポケットやバッグにもすっきり収まるでしょう。今年のスマホの流行である「軽い・薄い」をさっそく取り入れたゲーミングスマホなのです。
ゲーム特化の高性能
本機は昨年のハイエンドCPU「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載。さらにメモリーやストレージにも最先端の高速パーツが採用されています。そのおかげで、3Dゲームや重いアプリもストレスなく動作し、マルチタスクも快適です。
前述した冷却技術による高い放熱性能で、長時間の高負荷プレイでもパフォーマンスの低下を防ぎます。タッチサンプリングレート520Hzのショルダートリガーや、さまざまな設定でゲームを有利にしてくれる「X-Gravity」など、ゲーマーのための専用機能も充実。FPSをはじめ、あらゆるジャンルで正確な操作と素早いレスポンスが体感できるでしょう。
没入感の高いフルスクリーン
REDMAGIC 10 Airは、6.8型の有機ELディスプレーを搭載し、画面占有率は驚異の93.7%。インカメラはUDC(アンダーディスプレーカメラ)といって、画面内に埋め込まれているため、ノッチやパンチホールのない設計で、ゲームや動画鑑賞時の没入感は圧倒的です。
さらに、最大120Hzのリフレッシュレート、1600ニトの高輝度、960Hzのタッチサンプリングレートなど、ディスプレーの性能も高いのです。また、デュアルスピーカーや3Dオーディオ対応などサウンド機能も魅力的。ゲームだけでなく、映画やSNS、音楽系サブスクなど、あらゆるエンタメを楽しめます。
購入時に注意すべき点
内蔵ファン非搭載
REDMAGIC 10 Proにあった内蔵ファンですが、REDMAGIC 10 Airでは薄型化を実現するため省略されて、パッシブ冷却(ICE-Xシステム)のみとなっています。そのため、長時間の高負荷ゲームでは本体が熱くなりやすい場面も。
とはいえ、9層構造の冷却システムや大型ベイパーチャンバーの採用で、一般的なスマートフォンよりは高い放熱性能を維持しています。ファン非搭載のおかげで静音性や軽量化が実現していますし、より安定した冷却を求める場合は、オプションで販売されている外部クーラーの併用も検討しましょう。
防水・おサイフケータイ非対応
IP54相当の防滴防塵性能を備えていますが、完全防水ではないため水没や強い雨には注意が必要です。また、日本独自の「おサイフケータイ」には非対応で、モバイル決済はNFCを使ったGoogle Payなどに限られます。
日常生活での利便性を重視する人には物足りない部分もありますが、そのぶんゲーミング機能やパフォーマンスに全振りしているのが本機です。ゲームやエンタメに特化したスマホを求めるユーザーには十分かと思われます。

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