このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

ASRockの原口さんに訊く今選ぶべきインテル Z890 チップセット搭載マザーもご紹介

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

2025年06月17日 10時00分更新

文● ジサトライッペイ 検証●加藤勝明(KTU) 編集●ASCII

提供: インテル株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ASRockの名物広報・原口さんが推す
ATXのインテル® Z890 チップセット搭載マザーボード3選

 ここからはインテル® 200S ブーストについての素朴な疑問にご回答いただいた、ASRockの原口さんご推薦のインテル® Z890 チップセット搭載マザーボードをご紹介します。松竹梅の3モデルなので、ご予算にあわせて選びやすいかと思います。

Z890 Nova WiFi

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

ASRockのハイエンドマザーボード「Z890 Nova WiFi」。実売価格は6万6000円前後

原口さん「Z890 Nova WiFiはすべてのゲーマーに贈る最高峰のマザーボードです。特徴はたくさんありますが、USBまわりでゲーマーの機能がふんだんにあるところが最大の推しポイントです。M.2スロットは6基もあり、付属の拡張カードを使えば、さらに4基追加できます」

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

M.2スロットを4基拡張できるカードが付属。PCIe 4.0スロット(形状はx16だが、動作モードはx4)に挿します

原口さん「有線LANは5GbEのほか、ゲーマー向けのIntel Killer LAN(2.5GbE)もあります。また、Wi-Fi 7やThunderbolt 4など、高速な通信規格をサポートしている点も特徴です」

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

インターフェースがとにかく豊富!

原口さん「Z890 Nova WiFiはインテル系だと2作目になるのですが、青紫のデザインが目を引きます。このデザインはユーザーさんから好評をいただいております。高価な部類ではあるのですが、機能性や品質を考えると安く見えてくるというユーザーさんのお声もありますね」

Z890 LiveMixer WiFi

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

ASRockの「Z890 LiveMixer WiFi」。実売価格は4万円前後

原口さん「Z890 LiveMixer WiFiは合計23ポートのUSBを備え、さまざまな用途を想定したマザーボードになります。特に動画配信では複数のストリーミングデバイスメーカー(AVerMedia、Elgato、ヤマハ)と協業し、動作確認を行っているので安心してお使いできます」

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

協業先の主だったキャプチャーデバイスは事前に動作確認済みです

原口さん「コンデンサーは耐久性の高いものを採用し、ヒートシンクも大きめなので、長時間運用してもOKなつくりになっております。拡張性も優れており、グラボのPCI Express 5.0x16はもちろん、同4.0x4も2基備えています。あと、初代よりもおとなしめのデザインも特徴の1つです」

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

前作の「Z790 LiveMixer」はかなり派手めだったので、わりと人を選ぶデザインでした

原口さん「初代はユーザーさんから派手過ぎるというお声もありましたが、Z890 LiveMixer WiFiは白いPCケースにも黒いPCケースにも合います。その一方で、今回はおとなしすぎるという声もあったので、シリーズとして今後さまざまな方向性でデザインを試していけたらと思っております」

Z890 Pro RS WiFi

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

ASRockの「Z890 Pro RS WiFi」。実売価格は2万9800円前後

原口さん「Z890 Pro RS WiFiは最新の機能をコスパ良くお届けしたいという想いから生まれた製品です。部品を厳選しているので故障率が低く、インテル® 200S ブーストも安定動作できると思います。メモリーOCシールドという独自機能で、メモリーのOC動作の安定性は飛躍的に向上しています」

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

メモリーOCシールドは特許を取得した独自機能になります

原口さん「M.2スロットはボトム側にもヒートシンクを用意し、トップヒートシンクとサンドイッチすることで、効率良く冷却できます。発熱しがちなPCIe 5.0対応SSDでもサーマルスロットリングを回避できます」

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

M.2スロットのヒートシンクはトップとボトムの両面仕様

原口さん「コスパ追及モデルではあるものの、Thunderbolt 4を2基も備えている点もウリです。また、フロントのUSB Type-Cは理論値20Gbpsと高速なUSB 3.2 Gen 2x2をサポートしております。これで実売価格は3万円切りなので、かなりお得だと思います」

 以上、原口さんの激推しマザー3選でした。個人的には、2基のThunderbolt 4とWi-Fi 6Eを備えながらもお手頃価格のZ890 Pro RS WiFiが気になりました。これ、ショップ限定モデルを除くと同機能を使えるインテル® Z890 チップセット搭載マザーボードでは最安ではないでしょうか。

 あと、ASRockは背面USBがType-Cのみの水冷対応モデル「Z890 Taichi AQUA」など、かなり革新的な製品もリリースしており、僕のプライベートPC「大うちの子丸」でも採用しております。このように、超ハイエンドから超コスパモデルまでラインアップしている点も同社の強みだと思っております。

インテル 200S ブーストでゲーミング性能が上がるって本当?Core Ultra 9 285Kを9800X3Dと比較検証

Z890 Taichi AQUAを使用している大うちの子丸

 ちなみに、ASRockと言えば、公式Xのポスト数もすさまじいことで有名です。わからないことはそっと本文に「ASRock」と入れてポストすれば、きっと答えてくれるでしょう。そういう意味では、PC自作初心者の方にもオススメしたいメーカーさんの1社です。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

  • 角川アスキー総合研究所
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

デジタル用語辞典