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COMPUTEX TAIPEI 2025レポート 第39回

QNAPがCore i3を搭載したNAS「TS-h974TX」など新製品を多数展示

2025年05月23日 22時15分更新

文● 中山 智 編集●北村/ASCII

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 QNAPはCOMPUTEX TAIPEI 2025に関連して「QNAP 2025 Tech Summit」を台北市内にあるNangang Bottle Cap Factory, M Building (POPOP Taipei)にて開催した。

 NAS製品のほか、スイッチ、ルーター、セキュリティ製品を含む幅広いネットワーキング部門の製品群を数多く展示。これらの製品はNASとの連携を強化し、個人ユーザーからエンタープライズまで多様なニーズに対応する包括的なインフラ構築を目指すのが目的だ。

多様なNASおよびストレージ拡張ソリューション

 QNAPのコア製品であるNASは、USB Type-C接続の2ベイおよび4ベイJBOD(Just a Bunch Of Disks)である「TR-002」と「TR-004」を展示。

 さらに高性能NASとして、インテルCore i3を搭載した「TS-h974TX」を紹介。このモデルは5台の3.5インチSATA HDDベイと4台の2.5インチSSDベイを持つ混合構成で、背面に2つのThunderbolt 4ポート、1つの10ギガビットイーサネットポート、1つの2.5ギガビットイーサネットポート、そしてHDMIポートを備えている。

 ホームユーザー向けには、「TS-462A」および「TS-262A」という最新モデルが紹介された。以前のモデルでは2コアだったCPUが64ビットのクアッドコアCPU(Celeron N5095)へと強化されている。多くのホームユーザーは多くの拡張を必要としない傾向にあるそうで、PCIe拡張スロットを削除することで価格を抑え、ホームユーザーのニーズと価格要件に合致するように設計しているとのこと。

 エンタープライズの入門レベル向けとしては、「TS-h765eU」や「TS-h1655XeU-RP」といったラックタイプのモデルも展示。これらはホームユーザー向けのモデルよりも高価になる。

 これらのモデルには、背面にPCIe拡張スロットを搭載し、ストレージのほかネットワーク機能の強化も可能。例えば、10Gbeのネットワークカードなどが装着できるとのこと。

 プロフェッショナルなビデオ編集者やスタジオ向けのモデルとして「TVS-AIh1688ATX」を展示。このモデルはインテルのCore Ultra 9 285(24コア/MPU:13TOPS)を搭載し、合計16ベイ(12台の3.5インチベイと4台の2.5インチベイ)を持つ。このNASはThunderbolt 5に対応しており、MacBook Pro M4などのデバイスからThunderbolt経由での高速な写真やビデオのアップロードが可能。デモでも実機を用いて転送速度のアピールをしていた。

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