GIGABYTEは5月23日まで台湾で開催中の「COMPUTEX 2025」にブースを出展している。会場では、最新のマザーボードやビデオカード、電源ユニットといったPCパーツをはじめ、ディスプレーやノートPCなど、多彩な製品が一堂に展示されていた。
本記事では、PCパーツを中心にGIGABYTEブースで見られたマザーボードの新製品を紹介する。
AI最適化と美しさを両立する新世代マザーボード
今回のCOMPUTEX 2025でGIGABYTEは、「LEADING EDGE」をテーマに掲げ、AIを活用した包括的なソリューションを発表した。PCパーツにおいても、AIワークロードや次世代アプリケーションに最適化した設計が進められており、これからマザーボードも新製品が登場する。
最新のX870およびB850チップセットを搭載したAORUSマザーボードもラインアップを新調。X3D Turbo Mode 2を搭載した「X870E AORUS MASTER X3D ICE」や「PRO」「ELITE」といったモデルでは、AIによるリアルタイム制御により最大35%のパフォーマンス向上を実現。さらに「STEALTH ICE」シリーズでは、ケーブルを裏配線するリバースレイアウトを採用し、ビルドの美しさと作業性の向上を両立している。
AORUSマザーボードは、AIによる自動最適化機能や、すっきりしたケーブル管理ができるリバース・コネクター構造の採用など、現代のPCビルドに求められる性能やデザイン・メンテナンス性を高い次元で融合している。手間をかけずに最大性能を引き出したいユーザーや、見た目にこだわるビルダーにとって理想的な選択肢なのではないだろうか。
「STEALTH ICE」のビルドを展示
会場では、「STEALTH ICE」シリーズによるビルド例を展示していた。ビデオカード「AORUS GeForce RTX 5090 STEALTH ICE 32G」との組み合わせにより、表面からはほとんど配線が見えない。ケース内部のパーツを存分に魅せるショーケースとして完成されていた。ケーブルの存在を極力排除した美しいビルドは、見た目の良さだけでなく、空冷効率にも良いだろう。
なお、これらのマザーボードや対応パーツの日本国内での発売日や価格は、現時点では明らかにされていない。今後の続報を楽しみにしつつ、市場への登場を待ちたいところだ。
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