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AIのコーディング速度が異常で笑える グーグル「Gemini Diffusion」が話題

2025年05月21日 14時35分更新

文● @sumire_kon

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「Gemini Diffusion」の動作イメージ

「Gemini Diffusion」の動作イメージ

 グーグルは5月20日(現地時間)、開発者向けイベント「Google I/O」内で、新しいテキスト拡散モデル「Gemini Diffusion」を発表した。X(SNS)では発表直後から、特に動作の速さが話題となっている。

 Gemini Diffusionは、ランダムノイズを一貫性のあるテキストまたはコードに変換することで出力を生成することを学ぶ「拡散モデル(Diffusionモデル)」という仕組みを採用したモデル。画像・動画分野の生成AIではメジャーな方式で、従来の「自己回帰言語モデル」と比べ、反応速度や出力の一貫性に優れている点が特徴だ。

 同社によると、Gemini Diffusionでは、既存モデル(Gemini 2.0 Flash-Lite)とほぼ同じコーディング性能のまま、大幅な高速化を実現。イベントでは動作デモの映像も公開され、Xでも複数のユーザーから「出力が速すぎる」「これはゲームチェンジャーだ」など、驚きの声が挙がっている。

 Gemini Diffusionは同日現在、実験段階にあり、正式版の公開時期は未発表。デモ版を試したいユーザーは、専用サイトからウェイティングリストの登録が必要だ。

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