東映アニメーションは5月16日、2025年3月期の決算短信を公開。アニメの制作現場にAI技術を本格的に導入する方針を明らかにした。
同社は2021年より、AI関連企業Preferred Networks(PFN)と協力関係を構築。同年配信された「URVAN」では、PFNが開発したAIによる背景美術制作支援ツール「Scenify」を採用している。
今回の発表は東映アニメーションが4月30日付けで、PFNに第三者割当増資の形で出資したことをうけたもの。両社は今後、互いの技術を出し合い、背景制作だけでなく、絵コンテや彩色、動画など、アニメ制作の各工程にAIの導入を進める方針だ。
東映アニメーションは1956年創立のアニメ制作プロダクション。コンテンツ数は劇場作品275本、テレビ作品244本、総話数約1万4000話で日本最大、世界でも指折りの規模となっている。
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