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楽しく暮らして脱炭素できたら最高じゃん。「TOKYO GX ACTION CHANGING 〜未来を変える脱炭素アクション〜」レポート 第15回

モリタグループのEV消防車、東京ビッグサイトで展示中

消防車の中身ってどうなってるか知ってる? 実物を見たら……「走るレスキュー基地」だった!

2025年05月18日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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モリタグループが開発するEV消防自動車

消防車の中身ってどうなってるの?

 道で見かけると、つい目で追ってしまう赤い車体。そう、消防車。あの中身ってどうなってるか、知ってますか?

 サイレンが鳴ってるときはもちろん近づけないし、じっくり見たことがある人って、実はけっこう少ないかも。というわけで、今回は「消防車の中身」をのぞいてみましょう!

中央がメインの操作パネル。レバーで取水や放水のバルブを開閉する。下部に見えているのが取水/放水用のホース

 消防車の中って、実は超・機能的な収納空間なんです。車体の横のパネルを開けると、中には道具や装備が、使う場面ごとにきれいに整理されています。

 ざっくり言うと……

・ホースやノズル
・消火器
・バールやカッター(閉じ込められた人を助ける用)
・AED(心肺蘇生用)
・発電機や照明器具

 ……などなど、火事だけじゃなく、救助・救急・災害対応用のグッズがびっしり!

メインパネル後方に、ケースが詰まった大きな収納空間がある。ここに、閉じ込められた人を助けるためのバールやカッターなど、活動に必要なツールをしまっている

 隊員さんが乗り込むスペースも、普通の車とはまったく違います。無線、地図、情報端末など、出動中に必要な装備がぎゅっと詰まっていて、まさに移動する司令室。

今回見たタイプは、運転席の後ろに隊員乗り込み用の座席があった。合計で5人乗れる

 さらに最近の消防車は、タブレット端末やデジタル地図と連携して、現場の情報がリアルタイムで共有される仕組みも導入されていることが多いそうです。

 ふだんは見ることのない消防車の中身。でも、その一つひとつには命を守るための工夫と知恵が詰まっています。街で消防車を見かけたら、ちょっとだけその“中身”を思い出してみてください。きっと、いつもより頼もしく見えるはず。

モリタのEV消防車、ビッグサイトで展示中

 なお、脱炭素・持続可能な社会の実現に向けて、モリタグループではEV消防自動車やEV集塵車などを開発中。5月17日、18日に東京ビッグサイトで開催中の「TOKYO GX ACTION CHANGING 〜未来を変える脱炭素アクション〜」では、実車を間近に見ることができます。

開催概要

イベント名: TOKYO GX ACTION CHANGING 〜未来を変える脱炭素アクション〜
日程: 2025年5月17日(土)〜5月18日(日)9:30〜18:30(南展示棟は17:00まで)
場所: 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)東展示棟1〜3ホール/南展示棟1〜4ホール
公式サイトhttps://tokyo-gx-action.jp/event2025/
アクセス: りんかい線「国際展示場」駅、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅すぐ
入場料: 無料(一部有料コンテンツあり)

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