ファッション性の高さもあり
チプカシとは異なる価値を持っていると言える
デジタル腕時計のもう一方の雄といえば、世界中で販売されているCASIOスタンダードモデルが思い浮かぶ。コストパフォーマンスが高く、軽量で実用的なモデルが多く、一般に“チプカシ”と呼ばれるエントリーモデルは、非常に軽量・安価で学生やミニマリストそしてコレクターにも愛されている。
一方、T80 GIDモデルはわずか28gという軽さと、グローインザダーク素材というユニークな要素を組み合わせたアーティスティックでファッション性の高いモデルだ。単に時間を知るための道具以上の価値を提供する点で、両者は異なるフィロソフィーを持ち、異なるユーザーターゲットを持っていると言えるだろう。
T80 GIDモデル同様にコレクターも多くこだわりのユーザーも多い、グローバルで超高級なロレックスのような腕時計と比較すると、タイメックスはより日常使いにフォーカスした“実用時計”だ。
超高級時計がステータスや資産価値を重視するのに対し、タイメックスはファッションアイテムとしての「楽しさ」や「個性」に重点を置いている。特に、全身が光るT80 GIDモデルは、シーンを問わずカジュアルに楽しめる腕時計として、多くのファンに愛されるだろう。そして超高級腕時計ユーザーの“ハズシ腕時計”としてのポジションもありそうだ。
さらに、タイメックスはその多様なデザインと手頃な価格から、複数のモデルをシーンや気分に合わせて使い分ける楽しさも提供している。コレクションとしての魅力も強く、TPOに応じて自由に選べる点が他の超高級時計との大きな違いだ。
今、T80 GIDモデルを選ぶ理由
T80 GIDモデルは、単なる時計を超えた存在だ。そのレトロなデザイン、軽量な装着感、そして「全身が光る」というユニークな特性が、ファッション感度の高いユーザーに支持されている。さらに、日本限定という希少性も、時計愛好家にとって大きな魅力の1つだ。
ぜひ、この全身発光の腕時計を手に取り、そのぼんやりとした神秘的な光を感じてみてはいかがだろうか。2011年当時と違ってネットをクローリングしてみるとまだ完売には至っていないようだ。まさに日常を少しだけ特別にする一本であるT80 GIDモデルを手に入れるのは今だ。

今回の衝動買い
・Timex 80 グローインザダーク
・価格 1万3750円
・購入 TIMEX公式オンラインストア
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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