このページの本文へ

Premium Line Z890FDをレビュー

RTX 5070と人気の木材パネルを採用した標準保証2年のプレミアムなBTO PCをねっとりチェック

2025年05月22日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

奥行きが短くなって省スペースに

 Premium Line Z890FDのサイドパネルを開けると、フロント側にドライブベイがなく、奥行きが旧構成よりもだいぶ短くなっている(547mmから447mmに)ことに気づく。最近は光学ドライブの需要がめっきり減ったので、実情に沿ったレイアウトだ。

 奥行が短くなれば、吸気ファンで取り込んだ冷たい外気をすばやくPCパーツに届けやすくなる。必然、冷却効率が高まって、動作音の抑制にもつながるはずだ。そして、省スペースになり、設置自由度が高くなった点もいい。

RTX 5070と人気の木材パネルを採用した標準保証2年のプレミアムなBTO PCをねっとりチェック

新PCケースはフロントのドライベイがないため、奥行が447mmと短い

RTX 5070と人気の木材パネルを採用した標準保証2年のプレミアムなBTO PCをねっとりチェック

旧PCケースの「Define 7」はドライブベイ(写真左側)がフロントにたくさんあるため、奥行は547mmと長めだった

RTX 5070と人気の木材パネルを採用した標準保証2年のプレミアムなBTO PCをねっとりチェック

フロント吸気ファンと距離が近く、ビデオカードなどに外気を届けやすくなった

 また、無駄な配線がほとんどなく、かなりスッキリしている印象だ。これは裏配線を徹底するという、サイコムが得意とする組み立て技術によるもの。

 PCケース内のケーブルが減れば、それだけエアフローが改善され、冷えやすくなる。そうなるとファンの回転数が落とせるため、より静かな動作が期待できるわけだ。

 とはいえ、雑な仕事をすると、裏側のケーブルレイアウトがぐちゃぐちゃになってしまいがちな部分でもある。念のため、裏側をチェックしてみたところ、ケーブルが要所要所で束ねられ、キレイにまとまっていた。

RTX 5070と人気の木材パネルを採用した標準保証2年のプレミアムなBTO PCをねっとりチェック

PCケースが変わっても、配線の美しさは変わらず

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります