G-Master Velox Mini B650A AMD Editionをレビュー
Ryzen&Radeon RX 9070でモンハンワイルズも◎ 容量19Lの小型ゲーミングPCならコレ
2025年04月30日 10時00分更新

「ゲーミングPC」と言えば、大きなミドルタワー型PCを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。実際、BTOパソコンメーカーが扱うPCを見てまわると、そのほとんどがミドルタワー型だ。
タワー型PCは高性能な構成にしやすいというメリットがあるものの、いかんせん机の上に置くには大きすぎる。ゆえに、仕方なく机の下に置く人も多いと思うが、今度はスペースが狭いため、アクセスしづらいというデメリットが生まれる。
メモリーやSSDの追加といった、ちょっとした増設作業がやりづらくなるし、床に近くなるほどホコリなどを吸い込みやすくなる。そのため、頻繁にフィルターを掃除する必要があるという点もデメリットの1つだろう。
逆に、可能な限り小さなPCを探してみると、手のひらサイズくらいの大きさで「ゲーミング」を名乗るモデルが見つかる。しかし、そうしたミニPCはCPUに内蔵するグラフィック機能に依存するため、「本格ゲーミング」とはいかないもの。
そこでオススメしたい選択肢が、ミニPCほどではないとはいえ、約19Lと一般的なミドルタワー型の3分の1ほどのサイズしかない、サイコムの「G-Master Velox Mini」だ。
G-Master Velox Miniシリーズのサイズは200(W)×336(D)×283.5(H)mmと、比較的小さなミニタワーPCよりもさらに小さく、奥行きが短い。それでいて、アッパーミドルクラスのビデオカードを搭載できるため、WQHD~4Kといった高解像度でも快適にゲームが遊べる。
今回はCPUにAMDのRyzen 9000シリーズを採用した「G-Master Velox Mini B650A AMD Edition」を紹介しよう。標準構成からメモリーを32GB(16GB×2)、ビデオカードをRadeon RX 9070搭載モデル、電源ユニットを700Wモデルに変更した試用機を使い、細かくチェックしていく。
G-Master Velox Mini B650A AMD Edition | ||
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標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
CPU | AMD「Ryzen 5 9600」(6コア/12スレッド、最大5.2GHz) | |
CPU クーラー |
DeepCool「AK400」(空冷、120mmファン、サイドフロー) | |
マザー ボード |
MSI「MPG B650I EDGE WIFI」(AMD B650、Mini-ITX) | |
メモリー | 16GB(8GB×2)、DDR5-5600 <メジャーチップ・JEDEC準拠品> |
32GB(16GB×2)、DDR5-5600 <メジャーチップ・JEDEC準拠品> |
ストレージ | Crucial「P3 Plus CT1000P3PSSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) | |
ビデオ カード |
MSI「GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC」(8GB GDDR6) | ASRock「Radeon RX 9070 Challenger 16G」(16GB GDDR6) |
電源 ユニット |
CWT「CSN650M-G」 (650W、80 PLUS GOLD、SFX) |
SilverStone「SST-SX700-G」(700W、80 PLUS GOLD、SFX) |
PCケース | DeepCool「CH160 White」 (Mini-ITX) |
DeepCool「CH160 Black」 (Mini-ITX) |
PCケース ファン |
Noctua「NF-F12 PWM」(120mm) | |
PCケース オプション |
なし | ARGB発光システム (LEDストリップ1本) |
OS | Microsoft「Windows 11 Home 64bit」 | |
直販価格 | 22万3740円~ | 30万5230円 |
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