外国語学習アプリ「Duolingo」のCEO、ルイス・フォン・アーン氏が全社員向けに「AIファースト」戦略への移行を明らかにした。Duolingoの公式Linkedinアカウントが4月29日、同氏の社員向けメールの内容を公開している。
アーンCEOはメールで「AIはすでに仕事のやり方を変えている。これは『もし』や『いつか』の問題ではなく、現在進行形だ」と言及。同社は2012年にモバイルに賭けた決断が大きな違いを生んだように、今回はAIへのプラットフォームシフトに同様の賭けをするとしている。
戦略転換に伴う、今後の同社の方針は以下のとおり。
・業務委託の利用を段階的に停止し、AIが処理できる作業に移行
・採用においてAIの活用を考慮項目とする
・人事評価にAIの活用度を組み込む
・ヘッドカウント(正社員数)の増加は、チームの業務をAIで自動化できない場合のみ認める
・ほとんどの部署で、業務のやり方を根本的に変えるための具体的な取り組みを実施
アーンCEOはAIの導入拡大について、業務のボトルネックを取り除き、社員が創造的な仕事と本質的な問題に集中できるようにするためのものだと説明。社員を支援するため、より多くのトレーニング、メンタリング、AIツールを提供する考えも示した。
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