AMDとGoogle Cloudは、仮想マシンC4DとH4Dが第5世代AMD EPYCプロセッサーを搭載していることを発表した。リリースされた仮想マシンは2025年内にグローバルに一般提供される予定だ。
C4Dインスタンスは汎用コンピューティングワークロードやAI推論において高いパフォーマンスを実現する。AMDの「Zen 5」アーキテクチャを活用することで、前世代比で最大80%のスループット向上が可能となったという。H4DインスタンスはHPC(高性能コンピューティング)ワークロード向けに最適化されており、AMD EPYC CPUとCloud RDMAを利用することで、数万コア規模までの効率的なスケーリングが可能だ。
AMDのDan McNamaraは、「第5世代AMD EPYCソリューションがOEMパートナーや企業のカスタマーに広く採用され、クラウドにも展開できることを嬉しく思う。高いパフォーマンスとコスト効率を両立したインスタンスを提供できることになった」と述べた。Google CloudのMark Lohmeyerは、「カスタマーに高性能でスケーラブルなコンピューティングソリューションを提供することに尽力している。最先端のパフォーマンスと効率性が求められるクラウドネイティブ向けにさらなる選択肢を提供する」と語った。



