弁護士ドットコムの「AI 炎上チェッカー」がβテスターを募集中
その投稿で企業炎上させないために SNS担当必携のリスクチェックツールが登場
2025年04月11日 16時00分更新
弁護士ドットコムは、2025年4月7日、インターネットサービス上での炎上や誹謗中傷を未然に防ぐリスクチェックツール「AI 炎上チェッカー」を発表した。同日より、クローズドβテスト参加者の募集を開始している。
近年、インターネット上での誹謗(ひぼう)中傷や炎上の問題が深刻化している。2025年4月には「情報流通プラットフォーム対処法」が施行。SNS運営事業者に対して、被害者への迅速な対応が義務付けられた。弁護士ドットコムは、「SNS運営事業者だけでなく、利用者一人ひとりにも、インターネット上の言動に対する責任がより強く求められる時代が到来した」とコメントする。
加えて、同社の調査によると、誹謗中傷をした経験のある人の約5割が「自らの投稿が誹謗中傷に該当するとは認識していなかった」と回答。誰もが無意識のうちに、他者を傷つける投稿を行ってしまう可能性がある。
このような中、弁護士ドットコムは、AI 炎上チェッカーを開発。生成AIが投稿内容の誹謗中傷性や炎上リスクをチェックしてくれるツールで、文章を入力するだけで利用できる。投稿内容は、「攻撃性」「差別性」「誤解を招く表現」の3つの観点で評価され、危険度レベルが分かりやすく表示される。

3つの観点で危険度をチェック(YouTube動画より)
リスクがあった場合は、アドバイスも提示され、より安全な表現への改善案が示される。チェック後に、各種SNSへ直接投稿することも可能だ。
今回募集を開始するβテストでは、インフルエンサーや企業の投稿フローにおいて同ツールの有用性を検証して、回答精度の向上やUI/UXの最適化、必要な機能を強化していくことを目的としている。以下のフォームで申込みが可能だ。
・クローズドβテスト申込みフォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7s0vLIqIVBtSwJ9r9tr_auGUrZ1sreKEPwNOkbz4ZWQHtwg/viewform
