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日本独自の“グリーン車”や“インボイス登録番号”にも対応

経費精算の「承認作業」ついになくなる コンカーがAI+人の不正検知サービス

2025年04月02日 07時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 コンカーは、2025年3月21日、経費精算の承認業務を代行する、AIを活用した不正検知サービス「Verify」を提供開始した。

 同社は「経費精算のない世界をつくる」という目標に向け、経費精算業務のキャッシュレスや入力レス、ペーパーレス、運用レスに取り組んできた。今回のVerifyは、この目標における最後のピース“承認レス”を実現する、経費精算業務の効率化やガバナンス強化を推進する機能である。

 Verifyは、同社の従業員立替経費サービスである「Concur Expense」の有料オプションとして提供される。申請された経費データを、AIや機械学習、さらには経験豊富なコンカーのAuditor(監査)による人の目でチェックすることで、経理精算の承認業務を代行する。

 デジタルによるチェックでは、38種類のシナリオが用意され、必要な項目を選んで確認できる。日付や金額などの基本要素から、不正な領収書の使い回しや高額請求、私的利用の検出まで幅広く対応。新幹線のグリーン車やインボイス制度の事業者登録番号といった日本独自の要素までも網羅する。

Verifyの仕組み

 コンカーでは、Verifyの導入目標を「3年間で200社」としている。

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