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体験展示で「0と1の重ね合わせ状態」や「組合せ最適化」などを体感できる

量子技術が子どもと学べる! 科学技術館に「フューチャー〈 クオンタム・ワールド〉」オープン

2025年02月21日 16時45分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 最先端の科学技術を遊びながら学べる科学技術館(東京都千代田区)が、2025年2月17日、量子技術をテーマとした新展示室「フューチャー〈クオンタム・ワールド〉」をオープンした。

 この展示室では、さまざまな展示を通じて、量子技術による未来の暮らしを体験できる。「0と1の重ね合わせ」や「組合せ最適化」といった、量子コンピューターの仕組みを理解するうえで重要な要素も、楽しく学ぶことが可能だ。

量子コンピューターによる「組合せ最適化」が実感できる体験展示

「光子」の振る舞いによって起こる「0と1の重ね合わせ状態」を「シュレディンガーの猫」の子孫(?)であるエルヴィンが解説

「0と1」を操作しながら従来コンピューターと量子コンピューターとの違いを体験

量子技術に応用される科学原理を「光電効果実験」と「ヤングの干渉実験」の装置展示で体験

 科学技術館は、日本科学技術振興財団が1964年に、千代田区・北の丸公園に開館した、科学技術・産業技術の総合的博物館。来館者数は年間約50万人で、平日は社会科見学などの学校団体、休日は子どもを連れたファミリーが訪れるなど、幅広い世代に親しまれているという。

 量子技術以外にも、ものづくりや電力、気象、音、光、感覚など、さまざまなテーマの展示室(20展示以上)で、最新技術を体験できる。

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