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“AIがすべて作業し、開発者はレビューするだけ”という未来像を示す

ますます開発チームの一員に AIエージェント化が進むGitHub Copilot

2025年02月10日 15時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 GitHubは、2025年2月6日(米国時間)、より自律的に働きコーディングを支援するGitHub Copilotの新機能「エージェントモード」のプレビュー版を提供開始した。VS Codeで利用できる。

 あわせて、開発者の指示のもとで独立してタスクを完了させる完全自律型AIエージェント構想「Project Padawan」も発表しており、“開発者はAIエージェントのタスクをレビューするだけ”という未来像を示している。

 エージェントモード(Agent Mode)は、自然言語での指示(プロンプト)に基づき、Copilotが自律的にコードを生成・編集・修正して、必要なコマンドを実行し、出力結果の検証・修正までしてくれる機能だ。要求されたタスクだけを実行するのではなく、必要なサブタスクを推測し、修正が完了するまで反復処理するのが特徴で、開発者はターミナルの出力を手作業でコピペする手間が省ける。

 また、複数のファイルに対して、コードの生成・編集・修正が可能な「Copilot Edits」の機能も同タイミングで正式版を迎えている。

 これらのアップデート以外にも、過去の変更内容のコンテキストをもとにコード編集を提示する「Next Editコード提案(Next Edit Suggestions)」機能、VS Code内でプロンプトのテンプレートを保存・共有できる「プロンプトファイル(Prompt Files)」機能、スクリーンショットや画像をもとにUIを自動生成してくれる「Vision for Copilot」機能もプレビュー版を開始した。

 加えて、GitHub Copilot Chatのパブリックプレビュー版では、Googleの「Gemini 2.0 Flash」とOpenAIの「o3-mini」が選択可能になっている。

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