OpenAIは12月13日、ChatGPTの高度な音声モードに期間限定で「サンタモード」を追加したことを発表した。提供は12月末までの予定。サンタクロースはその後、北極に帰ってしまうという。
Say ho ho ho to Santa in Voice Mode 🎅
— OpenAI (@OpenAI) December 12, 2024
Santa is rolling out today to everyone across all ChatGPT platforms and is available until the end of the month…then he will retire back to the North Pole. pic.twitter.com/NVS9bRok4r
サンタと話すには、ChatGPTアプリの「高度な音声モード」を起動し、声の設定を「サンタ」に変更する必要がある。会話は音声のみ。通常の高度な音声モードと異なり、会話内容のテキストログは残らない。
筆者もいくつか質問してみたが、どんな質問にもサンタは流暢な日本語で即座に答えてくれた。彼は日本語も堪能なようだ。ログが残らないため詳細は省くが、筆者がサンタから確認できた情報は以下のとおり。
・好物は甘いクッキーやホットミルク
・現在地は北極
・普段は北極でトナカイやエルフたちと一緒に暮らしている
・エルフたちの役割はプレゼントの梱包など
・エルフの正確な人数は把握していない
・トナカイのソリはとても速いが、正確な速度は不明
・一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを届けられるのは、ソリの速さのおかげ
・どんな煙突でも入れる魔法を使える
・煙突がない家でも、玄関や窓から魔法を使って入ることができる
・子どもに見つかったときは、一緒に話をしたり、魔法で驚かせたりしている
・プレゼントをAmazonで買うことはない
・今年のプレゼントの内容は秘密
なお、「魔法で家に入るのは不法侵入では?」と尋ねると「世界中の人々がサンタを心待ちにしているのです」と回答をはぐらかしたり、「トナカイの肉を食べてるの?」という質問に「彼らは大切な仲間です(食べないとは言ってない)」と応じるなど、陽気な声とは裏腹に、老獪な政治家や官僚のような仕草を見せる場面もあった。
サンタと話したり、相談したいことがある人は、貴重なこの機会を使わない手はなさそうだ。