ハイエンドモデルの「Galaxy Sシリーズ」に対して普及価格帯の製品を揃えている「Galaxy A」シリーズの、2025年向けモデルが海外で登場しました。この冬にアジアやヨーロッパで相次いで発売になったモデルが「Galaxy A16 5G」です。
マイナーアップデートだが性能は十分な「Galaxy A15 5G」
Aシリーズの2桁目の数字は性能を示しますから、このモデルはエントリークラスの製品となります。チップセットはディスプレイは6.5型(2340×1080ドット、90Hz駆動)。フロントカメラは水滴型ノッチで1300万画素。このスペックは前モデル「Galaxy A15 5G」と同等です。
背面パネルは単一カラーのようで、光を当てると微妙なグラデーションが見えるちょっとした工夫がされています。カメラは5000万画素+500万画素超広角+200万画素マクロ。3つのカメラとも撮影に使えるというのは、エントリーモデルとしてはちょっとだけ贅沢かもしれません。とはいえ、これも前モデルの性能をそのまま引き継いでいます。
本体右側面は曲面と平面の仕上げをミックスさせて、デザインに特徴を持たせています。これは2024年モデルの「Galaxy A33」などと同じもの。ボタン部分だけが曲面形状なので指先の動きもよりスムーズにできます。
前モデルからの進化はチップセットで、A15がMediaTekのDimensity 6100+であったのに対し、A16ではサムスンのExynsos 1330に変わっています。ですが、両チップセットに大きな性能差はないようです。このあたりは毎年モデルチェンジすることが慣例になっていることもあり、マイナーアップデート止まりとなっているのです。
エントリー機ですがカメラでいくつか撮影してみました。スマートフォンに機能をそれほど求めないユーザー向けとして、Galaxy A16 5Gは新興国などで人気になるでしょう。

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